トライアンフのネイキッドスポーツが大進化 「装備とサスペンションの変更」で快適性&コントロール性が向上した新型「トライデント660」の魅力とは
トライアンフは大幅なアップデートを加えた新型「トライデント660」を発表しました。ニューモデルはライディングに重点を置いたテクノロジーを標準装備するほか、TFTディスプレイも一新。今冬の発売が待ち遠しい1台です。
3種の新色を追加して電子制御装備もアップグレード
英国最大のバイクメーカー・トライアンフから、660ccの水冷3気筒エンジンを搭載するネイキッドスポーツ「トライデント660(Trident 660)」のニューモデルが登場しました。日本では2024年冬以降に順次発売される予定です。
新型「トライデント660」は、サスペンションを始めさまざまな部分を大幅にアップデート。最適化されたコーナリングABS、トラクションコントロール、トライアンフシフトアシスト、クルーズコントロールなど、ライディング性能を向上させる多彩なテクノロジーを標準装備し、同クラスでは前例のない多数の新機能を搭載します。
また、TFTディスプレイも一新。Bluetoothでスマホと接続することで、進路を的確に示すナビゲーション、通話機能、ミュージックプレイヤーの操作が可能になりました。
カラーは、ベーシックな“ジェットブラック”に加えて、新たに“ディアブロレッド”、“コスミックイエロー”、“コバルトブルー”を導入。全4色が設定されています。
「トライアンフは2020年に初めて、軽快な3気筒のパフォーマンスと個性、確かなハンドリング、そしてブリティッシュスタイルを組み合わせた『トライデント660』を発売しました。すべてのバランスが比類ない高い次元で体現され、世界中のバイク市場で幅広い年齢層と経験値のライダーたちに人気を博しています。
発売以来、『トライデント660』は複数の主要な賞を受賞していますが、今回新たなテクノロジーの追加により、このカテゴリーの基準が再び高まったことでしょう」(トライアンフ チーフ・コマーシャル・オフィサー ポール・ストラウド氏)
●低速から高速まで乗りやすい上に操作性も抜群
「トライデント660」専用にチューニングされた660ccの3気筒エンジンは、低速域での厚いトルクと中速域でのパワフルな走り、エキサイティングなトップエンドでのフィールという、相反する特性を併せ持っています。
ピークトルクの90%以上を3600rpmから9750rpmの回転域で発生。これにより、2気筒エンジンのように低速域での余裕あるトルク、3気筒ならではの伸びのある中速域、まるで4気筒エンジンのような高回転でのトップエンドパワーを実現しています。
倒立フロントフォークは、ハイスペックなショーワ製の“倒立セパレートファンクションビッグピストンフォーク(SF-BPF)”へとアップグレード。リアサスペンションには、同じくショーワ製のプリロード調整可能な“RSU”を採用しています。
さらに、310mmフローティングツインディスクを備えたニッシン製の強力なブレーキ、グリップ力に定評のあるミシュラン「Road 5タイヤ」を装備しているのも見逃せません。
そんな「トライデント660」は、自然なライディングポジションや高品質のサスペンション、強力なブレーキなどによる操作性の高いハンドリングも魅力のひとつ。
さらに、乗り降りしやすい805mmのシート高とコンパクトな全幅も、高い操作性と安心できる低速走行を可能としています。
●製品仕様
・価格(消費税込):99万5000円(ジェットブラック)、100万8000円(ディアブロレッド/サファイアブラック、コスミックイエロー/サファイアブラック、コバルトブルー/サファイアブラック)
・車両サイズ:全長2020×全幅795×全高1089mm
・ホイールベース:1401mm
・シート高:805mm
・車両重量:190kg
・エンジン:水冷直列3気筒DOHC12バルブ
・総排気量:660cc
・最高出力:81ps(60kW)/1万250rpm
・最大トルク:64Nm/6250rpm
・燃料タンク容量:14リットル
10/25 20:10
VAGUE