フロントガラスも屋根もない超高級オープンカー!? メルセデスAMG新型「ピュアスピード」市販化決定 メルセデスの最高級・新ブランド“ミトス”第1弾
2024年5月に世界初公開されたコンセプトモデル「メルセデスAMG ピュアスピード」の開発テストが市販化に向けて最終段階に入ったようです。新型ピュアスピードとはどんなモデルなのでしょうか。
まもなく市販化される世界限定250台のプレミアム2座オープン
独メルセデスAMGは2024年8月28日、開発テスト中の新型「PureSpeed(ピュアスピード)」の写真を公開しました。
新型ピュアスピードは、2024年5月に「コンセプト メルセデスAMG ピュアスピード」として世界初公開されたモデルで、ルーフはもちろんフロントウインドウもない完全なオープン2シーターとして発表されました。
メルセデス・ベンツは以前、同社の最高級ブランドとして「ミトス(MITHOS)」を立ち上げると発表していましたが、ピュアスピードはその第1弾として発表される予定です。
新型ピュアスピードで特徴的なのは、従来のクルマのAピラーに代わる「ハロ(HALO)」システムです。
これは、2018年以来、すべてのF1マシンに採用されているシステムで、事故時に乗員の頭部を保護します。ハロという名前は、その形を表しています。
ハロはF1マシンと同様に車両のボディに接続されたブラケットで構成されています。事故時に乗員を保護するだけでなく、空気力学的にも最適化されています。また、ピュアスピード用に設計・製造されたヘルメットも付属しています。
コクピットからは、屋根もフロントウインドウもサイドウインドウもない景色が広がります。インテリアのカラーやインターフェースも独特で、ダッシュボードの上にはIWCシャフハウゼンのカスタム時計が備わり、さらなるハイライトを追加しています。
公式には発表されていませんが、ピュアスピードはメルセデスAMG「SL」をベースにしているようです。ただし現在のところ、パワートレーンなど詳細については発表されていません。
車高は低く、デザインの多くはハイパーカーのメルセデスAMG「ワン(ONE)」に触発されています。ボディ下部の鋭くカットされたカーボンファイバー製部品は、ボディ上部の官能的で丸みを帯びた形状と強いコントラストを形成しています。
ホイールの前後には特徴的なカーボンファイバー製のユニークなクラッディングも装着され、ブレーキ冷却や空気力学の改善に役立っています。
長いボンネットと「サメの鼻」と呼ばれる低いフロントエンドは、いかにもスポーツカーらしいものです。エアインテークにはAMGのロゴが入り、ノーズ先端にはメルセデススターを備えた顔つきは、メルセデスAMG ワンに似ています。
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現在、新型ピュアスピードは開発の最終段階となり、テスト走行が行われています。
この過激なデザインはレースへのオマージュであり、今後3000kmを超えるサーキットでのテストプログラムで実力を証明する必要があるため、非常にダイナミックなハンドリングと高速で微調整を行っています。また公道での車両全体のテストは、プロジェクトパートナーである「ピニンファリーナ」と協力して行われます。
新型ピュアスピードの限定台数は250台。メルセデス・ベンツの愛好家やコレクターのみが手に入れることができます。メルセデス・ベンツの「排他性の頂点」を体現しているといいます。
08/30 12:10
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