キャンピングカーのベース車で人気のフィアット「デュカト」が新「シリーズ9」に進化して登場! どう変わった?

キャンピングカーのベース車両として、輸入車としてトップシェアを誇るのがフィアット「デュカト」ですが、今回、日本で新しいモデルが発売されました。

ADAS(先進運転支援システム)を大幅に充実

 ステランティスジャパンは2024年8月21日、フィアット・プロフェッショナルブランドの「DUCATO(デュカト)」の新モデル「Series 9(シリーズ9)」を発売しました。

フィアット・プロフェッショナル新型「デュカト・シリーズ9」

フィアット・プロフェッショナル新型「デュカト・シリーズ9」

 デュカトは、2022年に誕生40周年を迎えた長い歴史を持つ小型商用車です。2020年と2021年にはヨーロッパにおいてベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを獲得しています。

 活況を呈するキャンピングカー市場を見据え、キャンピングカーのベース車両として日本市場には2022年12月にはじめて正式導入されました。

 今回登場した新しいデュカト・シリーズ9は、それから約1年半ぶりとなる新モデルです。

 変更点はおもにインテリア、および先進運転支援システムADASの充実です。

 インテリアでは隔壁の前部にライニング(内張り)を施し、後部にはコートフックを追加、質感と使い勝手を向上させています。

 さらに革巻ステアリングホイールを備えたデュカトのインストルメントはフルデジタルで、その運転感覚は乗用車に近いものとなっています。

 10.1インチ・タッチスクリーンを備えた先進のUconnectインターフェイス、ナビゲーションシステム、Apple CarPlay/Android Autoなども用意しています。

 またADASを大幅に充実。新たに、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンセンタリング、そして、トラフィックジャムアシストを装備し、安全性の向上を実現します。

 導入されるのはスタンダードモデルのL2H2と、ロングバージョンのL3H2で、L2H2のサイズは全長5410mm×全幅2100mm×全高2525mm、ホイールベース3450mm、キャビンスペース:全長2960mm、L3H2のサイズは全長5995mm×全幅2100mm×全高2525mm、ホイールベース40350mm、キャビンスペース:全長3540mmとなっています。

 搭載されるエンジンは最高出力180馬力・最大トルク450Nmを発生する第3世代の「Multi Jet 3(マルチジェット3」ディーゼルエンジンで、組み合わされるトランスミッションは9速ATです。

 消費税込みの車両価格は、L2H2が580万円、L3H2が597万5000円です。

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