CX-80初公開でがぜん気になる！ 次世代型「CX-5」はどうなる？ 心臓部には“マツダ製ハイブリッド”を搭載!! デザインはコンセプトカー譲りか

新しい3列シートSUV「CX-80」の日本仕様を初公開したばかりのマツダにあって、次に気になる存在が2023年度も同社の最量販車種となったミッドサイズSUVの「CX-5」。マツダの「2024年3月期決算説明会」で存在が明言され、パワートレインにはマツダ製ハイブリッドシステムが搭載されることが明らかになった次世代型は、果たしてどんなモデルになるのでしょうか？

マツダのドル箱である「CX-5」の次世代型はどうなる？

　新しい3列シートSUV「CX-80」の日本仕様を初公開したばかりのマツダ。そんな同ブランドで次に気になるモデルといえば、やはりミッドサイズSUVの「CX-5」でしょう。

　2023年度（2023年4月～2024年3月）もマツダの最量販モデルとなったことからも分かるとおり、現行「CX-5」のセールスに陰りは見られないものの、ロングセラーモデルだけにそろそろ次世代型が気になるところです。

　果たして人気モデルの次世代型は、どんなクルマになるのでしょうか？

　現行「CX-5」は、2017年2月に発表されたロングセラーモデルです。マツダが「CX-5」を世に生み出したのは2012年のこと。2世代目はデビュー当初から順調なセールスを記録し、グローバルマーケットにおいてマツダの最量販モデルへと成長しました。

　定期的にアップデートを実施するマツダ車らしく、現行「CX-5」も2021年12月に大幅改良を実施。フロントグリルや前後ライトのデザインが変更され、力強くスタイリッシュな見た目へと進化しました。

　また、シャシー回りや操作系も定期的にアップデート。デビュー当初のモデルと比べて、最新モデルは走行安定性、ドライビングフィール、安全性などが良化しています。

　いまだ一線級の商品力を備えている2世代目「CX-5」ですが、すでに発売から7年が経過。その間、ライバル車の多くがフルモデルチェンジを果たしていることから、「CX-5」も次世代型の登場を期待する声があがっています。

　実はマツダは、2022年秋に誕生した「CX-60」を「CX-5」の後継車種にする計画を温めていたといいます。しかし、FRプラットフォームを採用するなど走行性能を重視した「CX-60」は、「CX-5」とは方向性が異なるモデルに。そのため「CX-5」は、「CX-60」発売後も高い人気をキープしてきました。

　そんな中、マツダは「2024年3月期決算説明会」において、次世代型「CX-5」の存在を明らかにしました。果たしてどのようなモデルとなるのでしょうか？

●次世代型のルックスはコンセプトカーに通じるデザインに!?

「CX-60」が発売された後も、好調なセールスを記録してきた現行「CX-5」。そんなマツダにとってドル箱の「CX-5」に、次世代型が存在することをマツダ自身が明らかにしました。

　先ごろマツダの経営陣は、同社の「2024年3月期決算説明会」において3世代目に関する情報を明らかに。それによると、次世代型「CX-5」はマルチ電動化技術を活用したモデルで、パワートレインにはマツダ製ハイブリッドシステムを搭載すべく開発されているといいます。

　気になるデザインなどは明らかになっていませんが、ネットなどでは2024年4月の「北京国際モーターショー2024」でマツダと中国・長安汽車との合弁会社である長安マツダが世界初公開したコンセプトカー「マツダ・アラタ（MAZDA 創 ARATA）」のようになるのではないかとの声が飛び交っています。

「マツダ・アラタ」は、同社が近未来に世に送り出すSUVフォルムのピュアBEV（電気自動車）を表現したコンセプトカー。そのデザインは、「SOULFUL＋FUTURISTIC×MODERN」をテーマとしています。

　その新未来的でモダンな造形は、マツダデザインが追求する「動くことへの感動」や「魂動デザイン特有の生命感」を融合し、カタチづくられたものだといいます。

　2025年にも中国で発売予定とされる「マツダ・アラタ」ですが、市販バージョンはどのようなデザインとなるのか興味は尽きません。さらに、次世代型「CX-5」とのデザイン上の関係性も気になるところです。

　また、現行「CX-5」が高い人気を獲得し続けてきた要因のひとつは、日本の道路環境にちょうどいい、全長4575mm、全幅1845mm、全高1690mmというボディサイズだといわれています。

「マツダ・アラタ」との類似性が気になるルックスと並んで、世界的に高く評価されているそのボディサイズも次世代型「CX-5」の注目ポイントとなりそうです。