“最後のアバルト695”が日本上陸 190馬力のホットハッチ 限定車「アバルト695 75°アニヴェルサーリオ」発売

いまや貴重なAセグメント・ホットハッチ、「アバルト695」の生産が終了、695シリーズ最後のモデルとして「アバルト695 75°アニヴェルサーリオ」が350台限定で登場しました。

アバルトブランド設立75周年記念車

 ステランティスジャパンは2024年7月2日、限定車「ABARTH 695 75° Anniversario(アバルト ロクキュウゴ セッタンタチンクエ アニヴェルサーリオ)」 を350台限定で発売しました。

 消費税込みの車両価格は550万円です。

限定350台で日本上陸した“最後のアバルト695”、「アバルト695 75°アニヴェルサーリオ」

限定350台で日本上陸した“最後のアバルト695”、「アバルト695 75°アニヴェルサーリオ」

 アバルトの歴史は、1949年3月31日に創始者のカルロ・アバルト(1908〜1979)がドライバーのグイド・スカリアリーニとともにイタリア・トリノにて「Abarth & C.」を設立したところから始まりました。

 フィアット1000用エンジンをベースにしたレースカー「204A」を開発、1950年4月にはタツィオ・ヌヴォラーリの運転で初勝利を収めました。以来アバルトはレースシーンで活躍、1971年にフィアットグループの傘下に入り、アバルトはフィアットのモータースポーツ部門を受け持ちました。そして「アバルト124ラリー」「アバルト131ラリー」などWRC向けのマシンを製作しています。

 2008年には新たにブランドが復活し、「グランデプント・アバルト」や「アバルト500」「アバルトプントエボ」「アバルト695」などが販売され人気となりました。

 今回日本で登場した限定車、アバルト695 75°アニヴェルサーリオは、アバルトブランド設立から75年を記念したモデルです。

 180馬力・250Nmを発生する1368ccの直列4気筒ターボ「T-Jet」エンジンを搭載。エンジンはギャレットGT 1446ターボチャージャーで過給され、エキゾーストにはアクティブバルブを備えた象徴的なレコードモンツァを装備、両アクスルにKoni FSDショックアブソーバを装備しています。

 0−100km/h加速はわずか6.7秒、最高速度は225km/hというパフォーマンスを誇ります。

 エクステリアでは、史上初めてアバルトの「サソリ」マークがルーフ全体を覆い、ブラックのボディカラーに金色のサソリが目を引くデザインになっています。また両サイドにも金色のサソリのロゴ、さらにオリジナルの「75°アニヴェルサーリオ」デカールなど、オリジナリティあふれる仕様となっています。

 インテリアはブラック・アルカンターラダッシュボードや新Sabeltの新カーボンシートを採用、高級感あふれる仕様となっています。

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 今回登場したアバルト695 75周年記念車は、世界1368台限定モデルとなっています。

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