メルセデスAMG新型「SL」に超豪華仕様の限定車が欧州登場 高性能4座オープンカーに登場した“特別な”モデルは100台限定

メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは4ドアオープンカー「SL」をベースにしたスペシャルモデル「マヌファクトゥーア ゴールデンコースト」を発表しました。どんなクルマなのでしょうか。

内外装にゴールドをあしらった、100台の限定モデル

　メルセデスAMGは2024年6月12日、「SL63 4マティック+」をベースにしたスペシャルモデル、「マヌファクトゥーア ゴールデンコースト」を100台限定で発表しました。どんなスペシャルなモデルなのでしょうか。

　メルセデス・ベンツは、完全受注生産のオプション「マヌファクトゥーア（MANUFAKTUR）」を展開しています。マヌファクトゥーアとはドイツ語で、英語ではマニュファクチャー、日本語では生産や製造を意味します。

　そんな「マヌファクトゥーア」による完全受注生産オプションは、日本でもGクラスに設定されたこともあります。

　今回発表された「マヌファクトゥーア ゴールデンコースト」は、430kW（585馬力）を発生する4リッターのV型8気筒ツインターボにフルタイム4WDを組み合わせた、メルセデスAMG SL63 4マティック+をベースにしています。

　特徴的なのは、「カラハリゴールドマグノ」と呼ばれるマヌファクトゥーアによるボディカラーと、それにマッチしたインテリアトリムです。

　マットブラックの21インチAMG10ツインスポーク鍛造ホイールは、リムとハブキャップがカラハリゴールドマグノで仕上げられ、白いAMGロゴ入りのブラック ブレーキキャリパーとともに、このクルマの特別なステータスを強調しています。

　AMGナイトパッケージのエクステリアや、AMGエアロダイナミックパッケージも標準装備されます。フロントスプリッター、Aウイングのトリム、ドアミラーカバー、シルクラッディングトリム、リアスカートインレイはハイグロスブラック仕上げとなります。

　さらに、ダブルテールパイプフェアリング、グリルパネルフィン、モデルバッジ、リアのメルセデススターは、すべてブラッククロームで仕上げられています。

　エアロダイナミックパッケージには、フロントスカートのホイールアーチとエアインテークの追加フリック、リアスカートのサイドエアアウトレットの追加フリック、ディフューザーパネルが含まれます。これらはすべてハイグロスブラックに塗られています。

　標準装備のAMGパフォーマンスシートは、エレガントなダイヤモンドキルティングと金色のトップステッチが付いた、黒いナッパレザー製です。マルチコントロールシート機能とシートベンチレーションは、ロングツーリングでさらなる快適さをもたらしてくれるでしょう。

　ナッパレザーのAMGパフォーマンス ステアリングホイールは、シートと同様に金色のトップステッチが入れられています。これはディープパイルを採用したフロアマットも共通で、AMGのロゴ、ブラックレザーの縁取り、金色のトップステッチが入れられています。

　フロントシートバックのトリムも、マヌファクトゥーア カラハリゴールドで塗装されています。そして最後の仕上げは、センターコンソールに輝く「マヌファクトゥーア ゴールデンコースト」のエディションバッジです。

　メルセデスAMG SL63「マヌファクトゥーア ゴールデンコースト」は、100台の限定生産ですが、日本には何台が導入されるのかは発表されていません。

　その美しい内外装の実車を、ぜひ見たいものです。