復活を遂げた「クレドール ロコモティブ」は超人気で入手困難!? 仕上がりは? ネットでも大反響の理由とは

セイコーが展開する高級ドレスウオッチブランドである「クレドール」から50周年を記念した「ロコモティブ(Locomotive)」を、2024年8月9日から発売開始すると発表がありました。腕時計のなかでも最高芸術と称されるロコモティブの復活にSNS上でも賑わいをみせています。

●「時計界のピカソ」が造ったロコモティブが復活 半世紀近くの時を経た登場にネットでも話題

 セイコーは数あるブランドのなかでも美を追求した高級ドレスウオッチブランドである「クレドール」から、ブランド誕生50周年を記念したモデル「ロコモティブ」の復刻版を2024年8月9日より発売します。

 初代ロコモティブは1979年に発売され、時計界の巨匠ともいわれるジェラルド・ジェンタ氏が手掛けたデザインです。

 今作は唯一無二のデザインを追求したロコモティブの復活だけに、発表はネットでも大きな話題となっています。

 「クレドール ロコモティブが気になり一睡も出来なかった」や「あの時代は制約があって、完全な再現ができなかったからめちゃくちゃうれしい」など、復活を歓迎するコメントが多数寄せられていました。

 一方で「クレドール ロコモーティブの復刻、最高やんなんぼなん?って見たら安い軽自動車くらいして諦めた」や「欲しいけど高い、初代のようにクォーツで出してくれればよかったのに」など、腕時計としては高価格なため手が出ないという嘆きの声もみうけられます。

ネジ同様の意匠が凝らされたりゅうず。オリジナルモデルからわずかに位置を調整している。

ネジ同様の意匠が凝らされたりゅうず。オリジナルモデルからわずかに位置を調整している。

 希望小売価格は176万円(税込)で数量限定300本となっており、オーソライズドディーラーとして認定された、クレドールサロン、クレドールショップのみで購入可能です。

 ロコモティブは、高額な価格帯にもかかわらず予約状況は好調なようで、ネットでは「すでに予約数ヤバそうです」「今話題になってるクレドールのロコモティブ、キャンセル待ち4人で入手は恐らく難しいとのことでした」など、入手困難になっているとのコメントも。

 また、ロコモティブ最大のポイントでもある、デザインについても多数書き込みがあり「スケッチ画の再現を目指すというコンセプトが最高です」や「新作ロコモティブはオリジナルジェンタデザインへの回帰がポイントで、外装クオリティは秀逸」など、高評価の意見が多くありました。

 今回の復刻モデルでは、時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタ氏の1枚のスケッチから忠実に再現。

 とくに当時の技術では難しかった、蒸気機関車からインスパイアされたグレーがかった黒色のダイヤルは、レンダリング技術の向上で約1600本の放射線を、一本ずつ機械で彫刻しています。

 また、ロコモティブのアイコンでもある機関車をモチーフにした六角形のケースやベゼルやりゅうずの位置も時位置に合うよう再現しています。

 このように「時計界のピカソ」の異名をもつジェラルド・ジェンタ氏の基調なデザインのロコモティブですが、機能面でもさまざまな声が見られます。

 「実物見たけど特にブレスレットの造形やしなやかさは秀逸」や「思ったよりも軽くてビックリ」など、見た目だけでなくつけ心地の良さを評価するコメントも散見されました。

 今回のロコモティブのキャリバーはセイコー最薄でクレドール専用の自動巻きムーブメント「CR01」を搭載したこともあり、厚さ9mm以下のエレガントなフォルムを実現。

 また、ケースとブレスには、ステンレススチールよりも軽くて錆びにくいブライトチタンを採用することで、見た目の美しさだけでなく耐久性も向上しています。

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 徹底的に鏡面磨きがされたケースやロコモティブの象徴でもある六角形をモチーフにした専用ブレスレットなど、贅の限りを尽くして再現された今作は、シンプルな中にもジェンダ氏のこだわりが詰まったモデルとなっています。

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