新型「ミニ・エースマン」世界初公開! 第3の“新世代ミニ”は 全長4.1mの電動5ドア・クロスオーバーで登場

ミニ・カントリーマン、ミニ・クーパー3ドアに続く「新世代ミニ」第3弾となる新型「ミニ・エースマン」が世界初公開されました。注目の1台ですがどのようなスペックで登場したのでしょうか。

まずEVの「エースマンE」「エースマンSE」が初公開

 BMWグループの英国ブランドMINI(ミニ)は2024年4月24日、新型「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)」を世界初公開しました。

世界初公開された新型「ミニ・エースマン」

世界初公開された新型「ミニ・エースマン」

 新型ミニ・エースマンは、新たにミニファミリーに加わったモデルで、2022年7月に登場したコンセプトモデル「ミニ・コンセプト・エースマン」の市販バージョンとなります。

 ボディサイズは全長4070mm×全幅1754mm×全高1514mm。全長3858mm(欧州仕様)の新型「ミニ・クーパー3ドア」と、全長4445mmの新型「ミニ・カントリーマン」の中間サイズで、これにより新世代ミニ3台が出揃った形になります。

 なお従来の「ミニ・クラブマン」は生産終了が発表されているため、今回初公開された新型ミニ・エースマンが従来のミニ・クラブマンやミニ5ドアの後継モデルという立ち位置になります。

 エクステリアはミニ・カントリーマンと同様、新しい角型のLEDヘッドライトや八角形のフロントグリルが特徴です。デザイン言語「カリスマティック・シンプリシティ」にそってデザインされたボディは、フラッシュドアハンドルと特徴的なホイールアーチを持ち、スリムで直立した外観ながらミニらしい典型的なプロポーションとなっているのが特徴です。

 ミニのデザイン責任者、オリバー・ハイルマー氏は「新型ミニ・エースマンは、新世代ファミリーの中で、若い個性を備えた強力なキャラクターです。独立した設計言語を備えており、コンパクトで機敏に見えます。個性的な表情を持ち、都市部で個性を大切にする人の日常に最適です」とコメントしています。

 インテリアでは、他の新世代ミニと同様中央に24cm径のOLEDディスプレイ、再デザインされたトグルバー、ヒーター付きの多機能ステアリングホイールという3つの主要なデザイン要素で構成されています。

 室内は広々としており、後席には3人が座れます。荷室容量は300リッターですが、60:40の分割可倒式後部座席を倒せば最大1005リッターの荷室に広がります。

 新型ミニ・エースマンは、すべて電気自動車(EV)として登場しました。
 
 ミニ・エースマンEは135kW(184馬力)・290Nmを発生するモーターを搭載、0−100㎞/h加速は7.9秒で、最高速度は160㎞/hというパフォーマンスを発揮します。

 搭載されるバッテリー容量は42.5kWhで、WLTPサイクルで最大310㎞の航続距離を達成します。
 
 上位モデルのミニ・エースマンSEに搭載されるのは160kW(218馬力)・330Nmを発生するモーターで、0−100㎞/h加速は7.1秒、最高速度は170㎞/hとなります。

 ミニ・エースマンSEのバッテリー容量は54.2kWhで、WLTPサイクルでの航続距離は406㎞となります。

 英国ではすでに車両価格が発表されており、新型ミニ・エースマンEが3万1800ポンド(日本円で約615万円)、新型ミニ・エースマンSEが3万6300ポンド(約702万円)とされています。英国市場での導入は2024年11月を予定しています。

新世代ミニ。手前から「ミニ・クーパー3ドア」「ミニ・エースマン」「ミニ・カントリーマン」

新世代ミニ。手前から「ミニ・クーパー3ドア」「ミニ・エースマン」「ミニ・カントリーマン」

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 新型ミニ・エースマンの日本導入時期など詳細は明らかになっていません。

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