ゴルフバッグはラクに積める? レクサス新型「GX」のラゲッジスペースをチェック! アウトドアレジャーで重宝する便利装備も充実

“ザ・プレミアム・オフローダー”を標榜するレクサス新型「GX」。2024年秋頃にスタート予定の通常販売に先駆け、100台限定の本格オフローダー仕様「GX550オーバートレイル+」の抽選販売の受付がスタートしました。アウトドアを意識したモデルだけに、気になるのはラゲッジスペースの使い勝手。そこで本記事では、新型「GX」の荷室をチェックしてみました。

レクサス新型「GX」の荷室は使いやすいのか?

 2024年4月19日、レクサスは新型クロスカントリーSUV「GX」の通常販売を2024年秋頃にスタートすると発表。さらに同日より、100台限定の本格オフローダー仕様「GX550オーバートレイル+」の抽選受付をスタートし、2024年6月上旬より発売すると発表しました。

“ザ・プレミアム・オフローダー”を標榜し、アウトドアを意識した新型「GX」だけに、ラゲッジスペースの使い勝手も気になります。そこで本記事では、新型「GX」のラゲッジスペースをチェックします。

クロスカントリーSUVだけに、アウトドアユースで重宝する使い勝手抜群のラゲッジスペースを備えたレクサス新型「GX」

クロスカントリーSUVだけに、アウトドアユースで重宝する使い勝手抜群のラゲッジスペースを備えたレクサス新型「GX」

 日本市場へは初の導入となるものの、新型は「GX」シリーズの3代目に相当します。初代モデルから、レクサス「GX」はトヨタの「ランドクルーザープラド」をベースとしてきましたが、今回発表された新型は、トヨタの新型「ランドクルーザー250」をベースとしています。そのため、プラットフォームを始めとする主要パーツの多くを「ランドクルーザー250」と共用しています。

 新型「GX」が掲げるコンセプトは、“ザ・プレミアム・オフローダー”。過酷な悪路から街中での舗装路まで、さまざまな環境下で快適に移動できるクルマを目指しています。

 抽選販売の受付がスタートした「GX550オーバートレイル+」のボディサイズは、全長4970mm、全幅2000mm、全高1925mm、ホイールベース2850mm。

“ハイエンド×プロフェッショナル”をキーワードに生み出された「GX550オーバートレイル+」のルックスは迫力満点で、同モデル専用のエクステリアデザインや冒険心をくすぐる内外装のカラーリングが特別採用されます。

 エクステリアは、塊でスピンドルを表現した“スピンドルボディ”と、オフロードでの機能性を意識したプロテクター形状を融合したフロントマスクが目を惹きます。

 さらに、視界を良化すべく低い位置に配されたサイドのベルトラインや、後方からの被視認性を高めるべく高い位置にレイアウトされた一文字のリアコンビネーションランプなど、オフロード走行を意識した機能性由来の意匠が散見されます。

 対するインテリアは、“森の中にたたずむモダンで快適な別荘”をイメージした空間。クルマとドライバーとが直感的につながり、ドライビングに集中できる“Tazuna Concept”に基づいたコックピットは、優れた視認性と操作性を実現します。

 オフロードを意識した設計が盛り込まれるのはインテリアも同様。オフロード走行時にドライバーが車両姿勢を感じやすいよう、コックピットはインパネ上面を基準に水平・垂直基調で構成されています。

 新型「GX」には悪路走破性を高める多彩な電子デバイスが搭載されていますが、それらの操作スイッチはセンターコンソールに集中配置。各スイッチはサイズが大きく、グローブをはめた手でも確実に操作できます。

 シャシー関係に注目すると、新型「GX」はレクサスのフラッグシップSUVである「LX」やトヨタの「ランドクルーザー250」と同じ“GA-Fプラットフォーム”を採用していることが目を惹きます。

 フロントにハイマウントタイプのダブルウイッシュボーン、リアにラテラルコントロールアームつきの4リンクリジッドを採用したサスペンションは、高いオフロード走破性と、オンロードでの優れた操縦安定性を高次元で両立しています。

「GX550オーバートレイル+」はシャシーにも特別装備を導入。オフロードとオンロードの走行性能をハイレベルで両立する技術“E-KDSS”をレクサス車で初採用するほか、さまざまな環境でドライビングを支援する最新のブレーキ制御技術“マルチテレインセレクト・クロールコントロール”、マルチテレインモニター、デザインと空力性能を両立した専用のオールテレーンタイヤなどを採用しています。

 なお、「GX550オーバートレイル+」の心臓部には、3.5リッターのV型6気筒ツインターボエンジンが搭載されます。最高出力は353ps、最大トルクは650Nmを発生。トランスミッションは10速ATが搭載されます。

●ガラスハッチを使えば手軽に荷物を出し入れできる

 そんな新型「GX」のラゲッジスペースは、どのような仕立てとなっているのでしょうか? 抽選販売の受付がスタートしたばかりの「GX550オーバートレイル+」でチェックしてみましょう。

 2列シート仕様となる「GX550オーバートレイル+」のラゲッジスペースは、荷室長1122mm、荷室幅1100〜1286mm、荷室高1040mmとアナウンスされています。

 幅ではなく高さ方向で荷室容量を稼ぐSUVらしいラゲッジスペースのため、特に長尺ドライバーを収めたゴルフバッグを真横に積むのは難しそうです。ゴルフバッグを積む場合は、斜めに積み込むことになるでしょう。

 ただし、新型「GX」は6:4分割可倒式のリアシートをアレンジし、荷室を簡単に拡大できるのがうれしいところ。後席は背もたれを前方に倒せるほか座面自体も前方へとタンブルすることができるため、大量の荷物や長尺物を積む際にも重宝します。ちなみにリアシートを畳んだ際の荷室長は、1494mmと発表されています。

 さらに、新型「GX」は、上開き式のリアゲートに加えて、手軽に荷物を出し入れできるガラスハッチを採用。リアゲートを開くスペースがない狭い駐車場などでも、クルマを移動させることなく荷物を出し入れすることができます。

 また「GX550オーバートレイル+」は、停止位置メモリー機能が備わった“ハンズフリーパワーバックドア”を搭載。キーを携行していれば、リアバンパー下に足を出し入れすることでリアゲートの自動開閉をおこなえます。多くのキャンプ道具などで両手がふさがっているときなどに便利な装備です。

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“ザ・プレミアム・オフローダー”を標榜するレクサス新型「GX」ですが、キャンプやフィッシング、ゴルフといったアウトドアやレジャーでも大活躍してくれそうです。

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