「生産現場には円安傾向を不安視する声がある」坂本農林水産大臣 約34年ぶりの円安水準で

1ドル=155円台後半と歴史的な円安水準が続いていることについて、坂本農林水産大臣は「生産現場には円安を不安視する声がある」と述べました。

坂本哲志農林水産大臣
「過度に輸入に依存している状況から転換を進めることが経営の安定を図る上で重要である。国内資源の利用拡大を強力に進めてまいります」

坂本農林水産大臣は、急速な円安の進行で輸入している農業資材などの価格が上昇していることから、「生産現場には円安傾向を不安視する声がある」と述べました。その上で、農業の経営が安定するには、輸入に依存するだけではなくて、国内資源の利用を広げる必要があるとの考えを強調しました。

ただ、現在の円安が農林水産業に与える影響については、「予断を持って言及することは控える」と述べるにとどまりました。

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