「都心回帰は間違いない」賃貸マンションの家賃上昇 背景には「分譲最高値」「リモートワーク減」

マンションの分譲価格の高騰が続く中、価格上昇の波は「家賃」にも広がっています。

住友不動産 賃貸住宅事業所 永山貴事業所長
「37階の最上階、圧倒的な景色」

きょうお披露目された、東京・中野駅直結の高級賃貸タワーマンション。家賃は最も手頃な1Kで16万円から、最上階4LDKは最高の210万円。問い合わせが相次いでいるといいます。

住友不動産 賃貸住宅事業所 永山貴事業所長
「想定より2割か3割多い」

都心の賃貸マンションがいま人気で、家賃が上昇しています。

賃貸価格はどの広さでも2015年の調査開始以来の高値水準が続いています。

背景にあるのは「分譲」マンション価格の高騰です。2023年度の東京23区の新築マンションの平均価格は、初めて1億円超え。「今は購入ではなく、賃貸で…」と考える人も多いといいます。

また、働き方の変化も。

この1年間テレワークをした人は全国的に減少。特に首都圏は大きく減っていて、通勤しやすい都心マンションの需要が高まっています。

調査を行ったアットホームでは、「都心の賃貸マンションの高値傾向は、しばらく続く見通し」だとしています。

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