営業職をやり精神的にボロボロになって退職。カード払いの自転車操業生活から貯蓄ゼロに……
お金のこと、難しいですよね。老後の不安からますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。
今回は、心身が疲れて仕事を辞め貯金がゼロになってしまった場合どうしたらいいのかについてです。
体調が回復し、働けるようになったら、お金のことにも取り組むことになります。貯金の仕方としては、まずは「先取り貯蓄」です。銀行の給与振り込み口座で「自動積立定期預金」を設定して、給与からまずは貯蓄分を引いてしまいます。残ったお金を使って生活する、ということを目指してみてください。
注意点としては、貯金ゼロですと、焦って高い貯金額に設定したりしてしまいがちです。最初は、先取り貯蓄の金額は少なくていいと思います。とにかく先取り貯蓄というのは、継続は力なりで、細く長く続けることです。
最初は5000円でも1万円でもいいので、1年間それができたら、次は貯蓄額を毎月1万2000円、1万5000円と上げて、貯金の目標額としても50万円や100万円を目指してみます。そうして目標通りにできれば、経験が増えて自信もつきます。
これをステップアップ方式といい、口座の残高の貯金額が増えていくと、精神的にはポジティブな影響があって、もっと貯めてみようと思えます。
最後に、クレジットカードで自転車操業していたとのことについても、注意してほしいと思います。まずはカードを使わないようにして、現金だけで生活してみてください。キャッシュレスが流行りですが、きちんと管理しないと知らず知らずのうちに使ってしまうということが多いのです。まずは現金オンリーで生活してみることから始めてみてください。
文:深野 康彦(ファイナンシャルプランナー)
マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。
(文:深野 康彦(ファイナンシャルプランナー))
今回は、心身が疲れて仕事を辞め貯金がゼロになってしまった場合どうしたらいいのかについてです。
Q:仕事で精神的に疲弊して、蓄えがゼロとなりました。これから貯金をするコツは?
「前職で営業職をやりまして、精神的にボロボロになって退職。ストレスで、カード払いの自転車操業生活になっていて、退職して収入がなくなり、わずかな貯金がゼロになりました。生活を立て直し、収支を整えたいと思っています。貯金ゼロからの貯金のコツを教えてください」(おいもさん)A:体調をしっかり治してから先取り貯蓄をしてみましょう
おいもさんは、まずはしっかりと養生して体調を回復させることが先です。人間というのは健康であれば働いて収入を得ることができるのです。これを「人的資本」といい、誰しもが持っている資産なのですよ。体調を壊すと、その人的資本がなくなってしまいます。まずは生活のリズムをきちんと整えてから、生活を立て直すとことを考えてみてくださいね。体調が回復し、働けるようになったら、お金のことにも取り組むことになります。貯金の仕方としては、まずは「先取り貯蓄」です。銀行の給与振り込み口座で「自動積立定期預金」を設定して、給与からまずは貯蓄分を引いてしまいます。残ったお金を使って生活する、ということを目指してみてください。
注意点としては、貯金ゼロですと、焦って高い貯金額に設定したりしてしまいがちです。最初は、先取り貯蓄の金額は少なくていいと思います。とにかく先取り貯蓄というのは、継続は力なりで、細く長く続けることです。
最初は5000円でも1万円でもいいので、1年間それができたら、次は貯蓄額を毎月1万2000円、1万5000円と上げて、貯金の目標額としても50万円や100万円を目指してみます。そうして目標通りにできれば、経験が増えて自信もつきます。
これをステップアップ方式といい、口座の残高の貯金額が増えていくと、精神的にはポジティブな影響があって、もっと貯めてみようと思えます。
最後に、クレジットカードで自転車操業していたとのことについても、注意してほしいと思います。まずはカードを使わないようにして、現金だけで生活してみてください。キャッシュレスが流行りですが、きちんと管理しないと知らず知らずのうちに使ってしまうということが多いのです。まずは現金オンリーで生活してみることから始めてみてください。
文:深野 康彦(ファイナンシャルプランナー)
マネープランクリニックでもおなじみのベテランFPの1人。さまざまなメディアを通じて、家計管理の方法や投資の啓蒙などお金周り全般に関する情報を発信しています。All About貯蓄・投資信託ガイドとしても活躍中。
(文:深野 康彦(ファイナンシャルプランナー))
11/11 11:30
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