「びっくり」「不安だった」=緊急停車で乗客ら―東北新幹線

東北新幹線の古川―仙台間を走行中に車両の連結が外れ、線路上で緊急停車したはやぶさ・こまち6号は19日昼、はやぶさ、こまちの順にJR仙台駅に到着した。通勤客が集中する時間帯に起きた突然のトラブルに、乗客からは「びっくりした」「不安だった」などの声が上がった。
はやぶさに乗車していた盛岡市の公務員松村秀男さん(56)は「ゆっくり速度を落としたので何事かと思った」と話す。異音や突然の揺れは感じなかったというが、「再開には相当時間がかかるだろうなと思っていた」と振り返った。
こまちに乗車していた秋田市の会社員大門桂之さん(37)は、仕事で仙台市に向かう途中だった。「『降りたい』と言ったり、泣いたりする子どももいた。いつになれば動くのか不安だった」と打ち明けた。
仙台市の会社員男性(60)は出張先の秋田県から戻る途中だった。停車が長時間続き、周りには時々立ち上がって気を紛らわせる人もいたという。ニュースでトラブルの詳しい内容を知り、「(連結が外れたのは)初めてのことなのだろうとびっくりした」と話した。

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