“三輪”の特例特定小型原付のメリット、それは幅広い層が使えることかも

2023年に施行された改正道路交通法により新たに登場した特定小型原動機付自転車（以下「特定小型原付」）なる車両区分が、カジュアルに利用できる新しい移動手段として注目を集めています。「はいはい、電動キックボードね」なんてスルーしようとしたそこのあなた、ちょっと待った！　特定小型原付って、電動キックボードだけじゃないって知ってました？

実は最近少しずつ登場してきているのが、電動キックボードとはちょっと違ったタイプの特定小型原付。例えばMakuakeで先行販売中のSun Emperor「SUNRIN」（16万1700円〜 10月25日現在）もそのひとつ、座って運転できる三輪設計だから安定感もバツグン。「これなら乗ってみようかな」って思う人、案外多いかもしれません。

まずは特定小型原付についてサクッとおさらいを。特定小型原付とは、2023年7月施行の法改正において、従来からある原付一種の中に新たに設けられた車両区分のこと。ナンバープレートの取得と自賠責保険加入は必須ですが、満16歳以上なら免許不要で運転可。さらに速度上限を6km／h以下に抑えて走行できるモードを備えた“特例”特定小型原付なら、歩道（制限あり）も走行OK。爽快な疾走感をカジュアルに楽しめる次世代モビリティは、都市圏に暮らす人々を中心にライフスタイルの中に定着しつつあります。

今回紹介する「SUNRIN」もそんな特例特定小型原付に当てはまるもの。名古屋を拠点に特定小型原付を中心とした電動モビリティの開発・製造を手がけるSun Emperorの新製品で、前1輪・後ろ2輪の三輪設計の電動バイクです。

すらりと軽やかなスタイリングは一見電動キックボードとよく似ていますが、基本的には座った姿勢で運転することを想定して設計されたモノ。安定感のある三輪設計だから、信号待ちなどの一時停止でもふらつきや転倒のリスクが少なく、運転に自信がない人でも乗りこなしやすいのが最大のポイントです。

段差の多い街中での走行を想定して前後にサスペンションを搭載、特に後輪には独立式サスペンションを採用したことで、凸凹のある悪路でも快適に走行できます。またブレーキは前後輪いずれもディスクブレーキを採用、優れた制動性できめ細かなスピードコントロールを実現できるのも安心です。

さらにミラーやバスケットを標準装備するなど、使いやすさを考えた実用性の高いディテールも大きな魅力。本体サイズは全長120×全幅60×全高105cmで重量はバッテリー込みで約32kg。

バッテリーは48V・13Ahの大容量リチウムイオンバッテリーで、自宅で簡単に充電できる脱着式となっています。

「歩いて行くにはちょっと遠いけど、車に乗るほどじゃない」ぐらいの距離の移動が多い人にはちょうどいい選択肢。若い世代の通勤通学だけでなく、免許を返納したシニア世代の移動手段としても役立ちそうです。

>> Makuake

＜文／&GP＞

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