結局頼りになるのは“オール黒”!オン・オフで活躍する「真っ黒スニーカー」5選
【2024年 スニーカー最前線 #6】
よく「おしゃれは足元から」と言われますが、シューズ選びは大人のファッションを完成させる上で重要な要素のひとつです。
近年、ビジネスファッションのカジュアル化が進み、革靴に加えてスニーカーもビジネスアイテムとして定着してきました。特に黒スニーカーは、シンプルでスタイリッシュなデザインが魅力で、ビジネスにもカジュアルにもマッチする万能アイテムです。動きやすさとスタイルを両立させ、さりげなく遊び心を取り入れられる点も魅力です。
ビジネスシューズを従来のレザーシューズからスニーカーにシフトすることで、快適さとおしゃれを両方楽しむことができます。今回は、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも上品に決まる黒スニーカーを5つご紹介します。
スタイリスト/宇田川雄一さんファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至るまで最新トレンドを把握
【アイテム1】上品さと機能性が調和した“レザースニーカー”という選択肢
YOAK(ヨーク)
「KELLY CA(ケリー CA)」(4万4000円)
「ジャケットやシャツに合わせるスニーカー」というコンセプトを掲げるYOAK。ドレスシューズで培われた職人の技術をスニーカーに落とし込み、タイムレスで洗練されたデザインは、ファッション業界から高く評価されています。
「KELLY CA」は、クラシカルなランニングシューズのデザインに、レザーのカシミアとも称される優しい手触りが特徴のディアスキン(鹿革)を採用。普遍的なデザインと高級感が魅力で、ビジネススタイルにもカジュアルスタイルにも自然に溶け込みます。
ディアスキンは通気性に優れ、湿気に強く、軽量かつ丈夫で手入れも簡単という特徴があります。さらに、Vibramソールを組み合わせることで、快適な歩行と高い耐久性を実現。洗練されたデザインでありながら、無骨さと機能性を両立しているのも魅力です。
ジャケットはもちろん、シンプルなカジュアルスタイルにもエレガントさをプラスしてくれる一足で、まさにYOAKのコンセプトを体現しています。
>> YOAK
【アイテム2】上品な黒スニーカーも、デサントが手掛けるとこれほどのハイスペックに仕上がる
DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)
「VERTHER RS LE 24.1(ヴェルサー RS LE 24.1)」(2万5300円)
モンクストラップシューズのような上品なデザインと、ビジネスシーンで使える実用性を兼ね備えた「VERTHER RS LE 24.1」。秋冬のファッションにぴったりなスウェード素材を採用し、ドレスシューズのような見た目でありながら、撥水透湿防水設計を施したハイスペック仕様。天候に左右されず、快適に着用できるのが特徴です。
内部には、ストレスゼロを目指したオリジナルのルースレイヤーフィット構造を採用し、縫製や段差を極限まで排除。足全体を包み込むようなフィット感を実現しています。
アウトソールには、Vibram社と共同開発した「MEGAGRIP」を搭載しており、濡れた路面でも乾いた路面でも高いグリップ力を発揮。
さらに、サイドフックタイプのシューレースシステムを採用しているため、簡単に脱ぎ履きができ、忙しい朝でもストレスなく使えるのが魅力です。エレガンスと機能性を融合させた、ハイスペックなスニーカーです。
>> DESCENTE
【アイテム3】ホカらしい極厚ソールはそのままに、黒レザーを纏ってビジネス顔へと進化!
HOKA(ホカ)
「CLIFTON L ATHLETICS(クリフトン L アスレチック)」(2万4200円)
「クリフトン」は、ホカの中でも特に「軽さ」と「クッション性」のバランスが絶妙なモデルとして高く評価されています。そのスタイリッシュなルックスと快適さから、ランニングシューズとしてだけでなく、日常使いのシューズとしても人気があります。
そんな一足を、ライフスタイル仕様にアップデートしたのが「CLIFTON L ATHLETICS」です。オールブラックカラーに加え、随所にレザーをあしらうことで、よりスタイリッシュなデザインに昇華。ビジネススタイルにも難なく合わせられるでしょう。
多くの人に合わせやすいニュートラルなデザインに加え、軽量なEVAミッドソールを採用しています。アッパーはレザーとメッシュの組み合わせで、上品さと快適さを両立。
さらに、厚底ソールが足を長く見せ、スタイルを良く見せる効果もあり、「デキる男」を演出できるでしょう。「HOKAのスニーカーは初めて」という人にもうってつけな、万能で使いやすい一足です。
>> HOKA
【アイテム4】ゴアテックス搭載。“裸足感覚”の履き心地を追求した快適スニーカー
ASICS WALKING(アシックスウォーキング)
「1291A063」(1万6500円)
アシックスウォーキングの「1291A063」は、裸足感覚の履き心地を追求した、「HADASHIWALKER(ハダシウォーカー)」シリーズの最新モデル。
ビジネスシーンにも対応するブラックカラーは、外回りや出張が多い方にぴったり! シンプルでスタイリッシュなデザインは、スーツやビジネスカジュアルにも自然に馴染みます。
見た目だけでなく、長時間歩ける抜群の快適さも特徴。さらに、防水透湿性に優れたゴアテックスを搭載しているため、突然の雨の日でも安心して履けるでしょう。
かかとに搭載されたクッション性の高いfuzeGELが、歩行時の足への負担を軽減し、一日中快適に歩き続けられます。
また、グルーヴチェンジ構造が足元のブレを抑え、安定した歩行をサポート。夜間の外出時でも視認性を高める反射素材や、消臭効果を備えた中敷きで、エチケット面も万全です。それに、内側のファスナーで脱ぎ履きが簡単にできる点も魅力。
上品さだけでなく、快適さと実用性を兼ね備えた一足は、まさに求めていた理想のシューズです。
【アイテム5】スーツスタイルに無理なく馴染むモダンなアスレジャースニーカー
ecco(エコー)
「BIOM 2.0(バイオム)」(3万9600円)
スポーティでありながらシックな見た目を両立した「BIOM 2.0」。足の自然な動きを尊重した低重心設計により、歩行やランニングの効率を最大化するECCO独自の技術「BIOM NATURAL MOTION」が、地面との一体感を保ちながら快適な履き心地を提供します。
また、独自の「FLUIDFORM(フィルドフォルム)」技術を採用し、まるでオーダーメイドのようなフィット感を実現。自然な動きとモダンなデザインを融合させた、究極の快適スニーカーです。
本モデルは、オン・オフ問わず活躍できる汎用性の高いデザインに仕上がっています。アッパーには高品質な自社製造のフルグレインレザーを使用することで、クラシカルな上品さも兼ね備えています。
高機能セットアップやトレンドのナイロンパンツなど、テクニカルな素材とも好相性。快適さを求めつつも上品さを大切にする人にぴったりなアスレジャーシューズです。
>> ecco
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シンプルで洗練されたデザインが特徴の黒スニーカーは、カジュアルファッションを上品に仕上げる一方で、ビジネスシーンでも快適さを提供します。
最近では、ストリートカジュアルからよりクラシックで上品なスタイルへ移行するトレンドが見られます。そんな今だからこそ、自分のスタイルに合わせた自由な組み合わせで、足元から洗練されたオシャレを楽しんでみてください。
<取材・文/宇田川 雄一 メイン写真/田中利幸>
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