ソロキャンをサポート! バイクツーリング“買っとけ”ギア図鑑【遊べるバイク大特集】

【遊べるバイク大特集】

猛暑が終わり、もうすぐツーリングに最適なシーズンがやってくる。最近はツーリングキャンプも人気。そこでソロに最適なテントや大容量のバッグやケース、安全・快適に走れるギアや愛用品を収納できるグッズを紹介していこう。

*  *  *

バイク遊びは、電車やバスの発車時刻を気にせず、自由気ままに好きな場所に旅することできるのも魅力のひとつ。そんな中、コロナ禍を境にツーリングキャンプ、しかも“ソロ”での人気が高まり、最近ではすっかり定着した感がある。

ツーリングキャンプの楽しみ方は、ツーリングがメインでキャンプは宿泊手段、キャンプが主な目的でツーリングは移動手段と、大きくふたつのパターンに分けられる。それによって持ち物も変わってくる。

ただ、いずれにしてもバイクはクルマよりも積載量が限られる。必須のテントなどはできるだけコンパクトで、バイクに特化したモノを選びたい。それから走行時の安定性を考慮しながら積載量を増やす工夫をすると、行ける場所も多くなってくる。また、行き帰りの道では体をさらして走るのだから、その間の安全性と快適性を担保しておくことも必要だ。

そして楽しんで帰ってきたら、付き合ってくれた相棒である愛車とギアを労ってあげたい。そこまででソロツーリングキャンプは完結だ。

暑さによる寝苦しさもなくなり、虫も少なくなってくるこれからの季節はツーリングキャンプにピッタリ。自然の中へと走り出そう。

ライター 松尾直俊さん
17歳からオートバイロードレースを始め、筑波や鈴鹿サーキットを走っていた。当時の街乗りメインバイクはヤマハRZ250とRZ250R。その後はデュアルパーパス車を乗り継ぐ

<泊まる>

■大型前室に愛車が置けるので雨の日も安心

LOGOS
「Tradcanvas ツーリングドゥーブル DUO-BJ」(3万6300円)

前面部を大きく張り出すように設計し、別売りのポールを使用すると大型の前室に。日差しや雨を遮りながらリビングとして利用したり、バイクや自転車のスペースとして使用したりすることが可能。愛車思いのライダーにオススメ。

▲収納サイズはD20×W67×H20cm。重量約4.9kgとコンパクトにまとめることができる

▲バイクを停めない時は、就寝時にしっかりと閉めて、プライベート空間としても使える

■空気を循環させて蒸し暑い夜も快適睡眠

コールマン
「ツーリングエアドーム /LX+」(3万580円)

ツーリング時の携行性とテント内の快適性を保つことを考慮して設計されている。遮光性に優れたダークルームテクノロジー採用のフライシートと空気循環で、テント内の温度上昇を大きく抑える工夫が施されている。

▲別売りのリバーシブルファンベンチレーションを装着して内部の温まった空気を排出し、上部のウインドウで自然光を取り込むことも可能

<積む>

■5つのポーチでカスタマイズできる大容量バッグ

デイトナ
「DH-750C キャンプシートバッグ システム コンプリートセット」(3万1900円)

前後左右と上面に一定の間隔で縫い付けたパルステープとDリングを装備することで、付属の5つのポーチ(1L、1.5L、2L、3L、4.5L)を組み合わせて自分仕様にカスタマイズできる。車体へは付属のベルトで4カ所固定できる。

▲ポーチを除いた積載容量は65L。テントを始め必要なギアがたっぷりと積める

■容量を可変できる堅牢なツーリングケース

SHAD
「サイドケース SH38X Carbon」(10万7800円)

拡張時はフルフェイスやシステムヘルメットが入るほどの容量に。堅牢で柔軟なポリプロピレン製で収納物をしっかり保護。装着にはSHAD社製の3Pシステムフィッティングキット、もしくは4Pシステムフィッティングキットが必要。

▲アルミパネル製のSH38X Aluminum(12万8700円)のタイプも用意。両サイドに装着すると安定する

<安全・快適>

■安全にも考慮! 嵩張ることなく快適に着用できる

ROUGH&ROAD
「ボディプロテクタージャケット RR10111」(1万5400円)

通気性と柔軟性を併せ持ち、高いフィット感のプロテクターを装着できるフルプロテクションジャケット。薄く軽量なので、暑い季節はもちろん、冬は手持ちのジャケットのインナーとして使用して、安全性を高めることがきる。

▲胸部、脊椎、肩、肘のほか脇腹にも通気性に優れたワッフルパッドを標準装備

▲脊椎パッドは背面部のプロテクターポケットに収納する。安全で快適なライディングができる

■長時間走行の“ヘルメット内の蒸れ”問題を解消

TWO WHEEL COOL
「Airhead」(3740円)

暑い時期に限らず、長時間のライディングでライダーを悩ますのが、ヘルメット内の蒸れ。医療用のシリコンで作られたこのライナーを装着することで物理的な空間を作り出し、空気を流すことで問題を解消することができる。

▲バイク用だけでなくさまざまなヘルメットに装着が可能だ

<メンテナンス>

■走った後は愛車もキレイにしてあげよう

SYGN HOUSE
「SPICERR ポケッタブル高圧洗浄機 SWU-1」(1万2980円)

ダートを走らなくとも車体には汚れが付く。特にエンジン周りは高熱になるので、そのまま焼き付いて取れなくなることも。走行後すぐに、重量800gで3段階の圧力調整ができるこの充電式の高圧洗浄機で洗い流せば軽減できる。

■ディスプレイしながら室内でメンテナンス

MIYATAKE
「GALEA ヘルメットディズプレイ スタンド」(1万5800円)

ヘルメットやジャケットなどは、意外と収納場所に困るもの。ましてや、複数持っているとかなりのスペースが必要。そんな時に役立つのが、魅せながら収納できるディスプレイスタンドだ。

▲フック裏スペースには小物も収納できるので、バイク用品をまとめておくことができる

>> 特集【遊べるバイク大特集】

※2024年9月6日発売「GoodsPress」10月号102-103ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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