スバル「レガシィ」国内の歴史に幕 SUVタイプを今年度で販売終了

レガシィ アウトバック

 スバルは24日、スポーツ用多目的車(SUV)の「レガシィ アウトバック」の国内販売を25年3月末までの受注分で終了すると発表した。30年以上の歴史を持つ「レガシィ」シリーズは、国内市場では幕を下ろす。北米では販売を続ける。

 レガシィは1989年に登場し、水平対向エンジンや四輪駆動システムの「AWD」など独自の技術で人気を博した。セダン、ステーションワゴン、SUVとシリーズで3タイプ展開。スバルを代表する車種となった。しかし、その後の販売低迷などを受けラインアップを削減。国内市場で販売を続けていたのは2021年にフルモデルチェンジされたアウトバックだけだった。

 同社は販売終了の理由を「市場戦略に合わせて、レガシィより小さなSUVに注力するため」とする。同社は今後、新型ハイブリッドシステムを搭載した「クロストレック」を発売する予定だ。(松岡大将)

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