万博会場にサウナ ととのうのは1日あたり約100人の「狭き門」

万博サウナ「太陽のつぼみ」=太陽工業提供

 来年4月に始まる大阪・関西万博にサウナができる。埋め立て島の夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の会場内のうち、最も西側の大阪湾に面したエリアに設けられる。ただ、1日あたり利用できるのは、約100人で、狭き門になりそうだ。

 万博を主催する日本国際博覧会協会が24日、発表した。サウナは、テント生地を使った構造物を手がける太陽工業(大阪市)が建てる。花のつぼみのような形から、「太陽のつぼみ」と名付けた。サウナは男女に分かれており、水着を着て入る。水風呂もある。予約制で1回90分まで利用できる。万博の入場券のほかに追加の費用はかからない。

 関係者によると、サウナエリアは植物の植え込みで囲い、音や香りの演出をするという。「五感に訴えるこれまでにないサウナ体験は、万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』に通じる」と話す。

 サウナ愛好者にとって気になるのは、サウナと水風呂の温度。担当する協会催事企画プロデューサーの小橋賢児さんは「どんな人でも楽しめるぐらいの心地よいものになると思う」と話した。(諏訪和仁)

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