大阪・茶屋町のシンボル「梅田ロフト」来春移転 新店舗はワンフロア

現在の場所からの移転が発表された梅田ロフト=2024年9月18日、大阪市北区、近藤咲子撮影

 大阪・茶屋町の雑貨専門店「梅田ロフト」(大阪市北区)が、開店以来30年余り営業してきた現在の場所から、別の場所へ来春移転する。運営するロフト(東京都渋谷区)が18日、発表した。

 梅田ロフトは1990年4月に開店し、梅田の代表的シンボルの一つとして親しまれてきた。

 ロフトによると、移転は建物の契約満了によるもので、移転先は「大阪キタエリア」としている。

 同じ建物の地下1階にあった「テアトル梅田」も2022年9月に閉館後、梅田スカイビル内の系列館を改装するなどして24年4月に「移転」した。

 移転が発表された18日、買い物に訪れていた大阪市西区の会社員、竹本穂乃加さん(25)は「コスメや文房具を買いに小さい頃から来ていたので、映画館のうえにロフトまでなくなってしまうのはさみしい。次の店舗は駅近くだといいな」と話した。

 梅田ロフトは、渋谷の1号店に次ぐ2号店として関西に初進出した旗艦店で、売り場は1~6階の計約5300平方メートル。

 新店舗はワンフロアに集約される予定という。ロフトの担当者は「全国170店舗の大半は買い回りのしやすいワンフロアで、複数階で展開していた神戸や福岡・天神の店も1階に集約している。時代の流れとともにコンパクトにしている」と話す。(近藤咲子)

ジャンルで探す