中国BYDの3車種目はEVセダン 今後も毎年1車種以上を投入へ

中国の電気自動車(EV)大手、BYDが25日に日本で発売したEVセダン「BYD SEAL(シール)」=2024年6月25日、東京都内、西山明宏撮影

 中国の電気自動車(EV)大手のBYDは25日、EVのスポーツセダン「BYD SEAL(シール)」を発売した。日本市場に投じるのは3車種目となる。海外と比べて日本ではEVの普及が進んでいるとは言いがたいが、今後も毎年あらたに1車種以上を投入する計画だ。

 中国で2022年5月に発売以降、世界約40カ国で23万台超販売されている同社の主力モデル。セダンは日本で売れ筋ではないが、すでに販売しているSUV(スポーツ用多目的車)、コンパクトカーと異なるタイプをそろえることを狙った。

 日本では後輪駆動と四輪駆動の二つのタイプを販売する。航続距離は後輪駆動で640キロメートル、四輪駆動で575キロメートルとなる。

 価格は後輪駆動が税込み528万円、四輪駆動が同605万円。1千台限定でそれぞれ約30万円の割引が受けられる。

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