「迎撃不能のミサイル」撃ち落とす!! 日米共同開発の“最新鋭兵器”分担箇所が確定 日本はどこを担当?

日米共同の新防空兵器。

日米がタッグを組んだ対極超音速兵器

 防衛省は2024年11月1日、2024年度に日米共同開発を始めたGPI(Glide Phase Interceptor:滑空段階迎撃用誘導弾)について、日本の担当部分が決まったと発表しました。

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極超音速ミサイル「キンジャール」を搭載したMiG-31(画像:ロシア国防省)。

 GPIは、音速の5倍以上で飛行するいわゆる「超音速兵器」を迎撃するための防衛システムです。

 極超音速ミサイルなどの超音速兵器は、弾道ミサイルと違い飛行中に軌道の変更ができるため迎撃が困難ですが、GPIは、同兵器が複雑な軌道を取る滑空段階で迎撃することを目標としています。

 GPIはアメリカのノースロップ・グラマンが提案した設計コンセプトを採用することが決定しており、日本側の部品の開発・設計は三菱重工業が担当します。

 今回決まった具体的な担当箇所は、日本側はキルビークル(弾頭部)の「操舵装置」「ロケットモーター」「シーカーウインドウ」のほか、3段部分の姿勢制御装置、2段目のロケットモーターが担当になるようです、

 なお、共同開発は2030年代の完了を目指しています。なお、総費用は30億ドルを超える見込みで、日本はそのうち10億ドルを負担する予定です。

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