初めての世代交代! 仙台市地下鉄「新型車両」運行スタート 旧型はいつまで残る?

座席のデザインは、ケヤキ並木をイメージしたものだそう。

7年かけて全編成を更新予定

 仙台市営地下鉄南北線の新型車両「3000系」が2024年10月24日(木)、運行を開始しました。
 
 南北線は仙台市初の地下鉄として、1987年に開業。車両はその時に導入された1000系がマイナーチェンジしつついまだ現役です。そのため、3000系は37年ぶりの新型としてお目見えしたことになります。

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仙台市営地下鉄の新型車両3000系(2024年10月24日、松永直也撮影)。

 3000系の車両イメージは「南北線車両からの進化」。フォルムは先代1000系(改造後は1000N系)を意識した、微流線形の「くの字」型の先頭形状です。ただ、白が目立っていた先代とは異なり、黒の占める割合が増えたほか、近年の主流であるSiC素子VVVFインバーターを採用し、モーター音がより静かになっています。

 ほかにも車両の低床化によって乗降口の段差が小さくなったほか、車いすおよびベビーカーのスペースも設けられました。また車内の案内表示が液晶モニターになったことで、英語や中国語、韓国語にも対応するようになったほか、各車両には防犯カメラも設置されています。

 なお、新型3000系は、今後7年かけて全22編成を更新していくそうです。

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