「離着陸時、機内の照明を暗くします」→なぜ? 航空会社の回答は 言われてみれば確かにそうだ!

確かに…!

「緊急時」に備えた「暗い照明」

 夜、旅客機で着陸する時に、客室の照明が暗くなることがあります。どのような理由からなのでしょうか。中国の航空会社、エアチャイナがその答えを公式Xで投稿しています。

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エアチャイナの旅客機(同社公式フェイスブックより)。

 同社は「明るい環境から暗い環境への目の適応には多少の時間が掛かりますから、もしも着陸時に緊急事態が発生した場合、迅速に空港用ランプや避難口の誘導標識を認識し、かつ対処できるよう目を慣らすためです」としています。

 航空機事故は、離陸滑走開始後の3分間と着陸前の8分間に発生する確率が高いとされ、この時間は「Critical Eleven Minutes(魔の11分間)」とも呼ばれています。このようなときに突然、室内が暗くなってもすぐに行動できるよう、あらかじめ客室を暗くすることで対応しています。

 なお、国内航空会社でも離着陸時、機内の照明を暗くする航空会社があります。その一方で全社がこの運用を行っているわけではなく、客室照明が明るいまま離着陸時を行う会社も存在します。

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