巡視船に描かれた謎の「青色マーク」どんな意味がある? 実は海上保安庁の業務やモットーが関係

5じゃなくて文字らしい。

アルファベットの「S」を図案化したもの

 海上保安庁は2024年10月15日、巡視船の側面に描かれている青色のマークの意味について、公式Xで解説しました。

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海上保安庁の「こじま」。矢印の部分が図案化されたSマーク(画像:海上保安庁公式Xより)。

 海上保安庁が所有している巡視船や巡視艇の船体には、船名、船の種類を示す記号と番号、海上保安庁の英文名称「Japan Coast Guard」が表記されていますが、そのほかにも船首よりやや後ろに青色のマークが描かれています。

 この青色マークについて、海上保安庁の公式Xはアルファベットの「S」であると明かしました。「このSは、海上保安庁の業務である、セキュリティ(領海警備)、サーチアンドレスキュー(捜索救助)、セーフティ(安全対策)、サーベイ(海洋調査)、モットーである、スピード(迅速に)、スマート(格好よく)、スマイル(笑顔で)、サービス(親切丁寧に)の頭文字を取ったもの」と解説しています。

 ちなみに、海上保安庁のウェブサイトによると、Sを図案化したこのマークは、他機関と合同で救助作業を行う際などに「海上保安庁の所属であることの識別を容易にするとともに、その活動状況の国民への周知と現場職員の士気の高揚を図ること」を目的として1984(昭和59)年から付けるようになったそうです。マークの色は正確には紺で、船だけではなく、航空機にもデザインされています。

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