「行けばなんとかなる」は大迷惑! 山形の温泉街が冬に“入場制限” 日帰りノープランは要注意
山形の銀山温泉が、冬期に交通規制と入場制限を行います。
日帰り客が対象
銀山温泉組合(山形県尾花沢市)は2024年10月2日、来訪客の安全確保のため、冬期の12月20日(金)から2025年3月末まで温泉街への交通規制と入場制限を行うと発表しました。
制限を設ける目的について組合は、来訪客の安全を第一に考えた施策と説明します。これまで「行けばなんとかなる」という風潮により思わぬ事案が発生し、現地のスタッフが早朝から深夜まで救出作業にあたる状況になっているといいます。冬の無理な計画は、命にかかわる事故につながりかねないことから、冬期に交通規制と入場規制を設けるとしています。
規制対象は、すべての日帰り客です。飲食店や旅館の予約客、住民、通勤者、業者、緊急車両などは対象外とします。
交通規制は、県道188号銀山温泉線の温泉街手前にある十分一番所跡から先で実施します。時間は期間中の毎日16時~翌10時です。この時間帯は、日帰り客は通れませんが、宿泊客は宿の駐車場まで入れます。納入業者は事前登録が必要です。
昼間の10時~16時は、日帰り客も含め規制はありませんが、来訪時は十分一番所跡近くの「大正ろまん館」でマイカーからシャトルバスに乗り換えてほしいといいます。なお、温泉街までの徒歩移動は、人命にかかわるため固く禁止されます。
入場制限は、期間中の毎日17時~20時の日帰り客を1時間あたり100人に絞ります。入場はチケット制とし、ネットで販売します。
詳細は10月初旬に追って発表される予定です。組合は「お客様の安全を第一に考えた観光地づくりを進めて参ります。交通規制や入場制限に理解をいただき、安全で楽しい冬季観光をお楽しみいただければ幸いです」としています。
10/04 16:42
乗りものニュース