日本も導入の"異形ステルス巡航ミサイル" メーカーが最新バージョンお披露目 射程はこれまでの「約2倍」に!
日本も他人事ではないかも
射程はこれまでの約2倍に
アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーチン社は2024年9月16日、同社が開発した新型の空中発射型巡航ミサイル「JASSM-XR」を発表しました。
JASSM-XRは、アメリカ空軍において2009年(平成21年)から運用が開始されている「JASSM(統合空対地スタンドオフミサイル)」の最新型で、語尾の「XR」は射程延伸型という意味です。JASSMは、戦闘機や爆撃機から発射されるステルス巡航ミサイルで、地上目標を正確に攻撃することができます。
これまで、その射程は最初期型のJASSMが約400km、その射程延伸型であるJASSM-ERが約1000kmとされてきましたが、今回発表されたJASSM-XRの射程は約1900kmとみられています。そのため、燃料などを搭載するスペース増加のため、ミサイル本体の全長はこれまでよりも大幅に延長されています。ただし、ロッキード・マーチン社によると、JASSM-XRは、これまでJASSMを運用してきた機体にも問題なく搭載できるといいます。
ちなみに、日本の航空自衛隊ではJASSM-ERの導入が進められており、近代改修を受けたF-15J戦闘機に搭載され、2027年度までに配備が開始される予定です。今後、日本がJASSM-XRに興味を示すかどうか、注目されます。
09/17 15:12
乗りものニュース