海自の「新型補給艦」は大進化!? ビッグサイズなのに省人化を実現へ いよいよ始まる世代交代

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2028年度就役へ

 防衛省は、2024年8月に開かれた「第3回人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会(中間報告)」で、自衛隊の省人化・無人化の取組状況を公表。海上自衛隊の新型補給艦について、既存の補給艦より省人化を図る方針を明らかにしました。

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海上自衛隊で最古参の補給艦「とわだ」。新型補給艦の導入に伴い、2028年度に除籍される予定(画像:海上自衛隊)。

 海上自衛隊は現在、行動中の護衛艦に燃料や物資を補給する補給艦として、とわだ型3隻、ましゅう型2隻の計5隻を保有。すべて護衛艦隊の「第1海上補給隊」に集中配備しています。

 防衛省は今年度予算に、新型補給艦の建造費として830億円(1隻分)を計上。あらゆる事態で護衛艦の任務を継続可能にするため、後方支援能力を強化した艦を建造する方針を示しています。

 新型補給艦の定員は約100人で、1987年に登場した補給艦「とわだ」の約140人から省人化を図るとのこと。2028年度に就役し、これに伴い「とわだ」が除籍される予定であることも明らかになりました。

 新型補給艦の基準排水量は1万4500トンで、とわだ型の8100トン、ましゅう型の1万3500トンより大型化する見込み。世界中で行動するアメリカ海軍の補給艦艇よりは小さいものの、海自では最大級になります。ましゅう型や、とわだ型と違って艦橋が船体前部にあり、アメリカ海軍が運用しているサプライ級高速戦闘支援艦に似たデザインになるようです。

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