ロシア軍の飛行場に打撃か 衛星画像で「新兵器」の被害あきらかに ウクライナ軍が攻撃

衛星画像が被害状況を捉えていました。

クルスク州・ハリノ飛行場の被害状況が衛星画像で明らかに

 イギリス国防省は2024年8月27日、ウクライナ軍が攻撃を実施したロシア西部クルスク州のハリノ飛行場の衛星画像を公開。被害状況に関する分析を発表しました。

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ロシア軍のMiG-29戦闘機(画像:ロシア国防省)。

 ウクライナ軍参謀本部は2024年8月14日、クルスク州のハリノ飛行場に対する攻撃を実施したと報告。イギリス国防省は、同日に撮影された衛星画像により、ロシア軍の「オリオン」無人機1機の破壊が確認されたとしています。また、近くに駐機されていたMiG-29と2機目の「オリオン」も損傷した可能性があると指摘しています。
 
 今回破壊された「オリオン」は、2020年からロシア軍が導入した長距離・中高度の大型無人機。主に警戒監視や偵察任務で使用されていますが、誘導兵器を搭載することも可能だといいます。
 
 MiG-29は旧ソ連時代に開発された戦闘機で、ロシア軍とウクライナ軍の双方が実戦配備しています。ウクライナ軍では主力戦闘機の座にありますが、ロシア軍ではスホーイ系戦闘機の影に隠れ、存在感が薄くなってきています。ロシア軍には、大規模な近代化改修を施したMiG-29SMTと呼ばれる機体も存在します。

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