旅行好きがこぞって利用「年1万ちょいで空港で超贅沢できる神カード」サービス縮小へ 改悪(?)も「そりゃそうだ」

今までがおトクすぎた…。

2つの発行元で「ラウンジ以外使用NG」に

 一部クレジットカードの特典として、空港ラウンジや、空港施設内にある食事を無料で楽しめるカード「プライオリティ・パス」について、2024年10月以降、JCBと三菱UFJニコス(MUFG)が制限を設ける予定です。

Large 01

「プライオリティ・パス」(松 稔生撮影)。

 2社が発行する「プライオリティ・パス」は10月以降、空港ラウンジ以外の食事やリフレッシュ施設といった施設の利用を取りやめます。これにより、空港ラウンジ以外は実質的に利用できなくなります。

「プライオリティ・パス」は特定のクレジットカードの特典で発行できるカードで、その対象クレジットカードの年間費用は年間最安1万円を少し超える程度で取得できました。それで、国内や海外の空港のシャワー付きラウンジサービスを利用できることなどから人気を博してきました。各航空会社でステータスを取らなくとも、空港での快適性をある程度確保できたわけです。

 こうしたラウンジ利用のほか、「プライオリティ・パス」は国内空港のレストランで食事を楽しめるなどの特典も。例えば成田空港では、このパスと航空券(国内・国際問わず)を提示すると、3000円を超える高級すき焼きを食べることができました。

 SNSでは「プライオリティパスのやつ、搭乗券見せたらじゃなくてただ空港行って食べるだけでも使えたのか…そりゃ続くわけないわ」「日本人はプライオリティパスの使い方を間違えているんですよ。食べ物をズラリと並べてはSNSに上げる。べちゃくちゃ喋りながらホットミールの蓋を開けたり、水圧チェックしながら動画撮影し、アップする…そういうマナーが悪い輩が大勢いるから規制入るんです」「プライオリティパス 国内レストラン利用不可 そりゃそうだよ」といった声が上がっています。

 なお、最も低額でパスを獲得できる手段の一つだった「楽天プレミアムカード」などは、ラウンジ利用が2025年から年5回までに制限されます。

ジャンルで探す