「ショベルカーを遠隔で操作!?」台風の影響による土砂災害に“無人機”が活躍
見た目は同じだが中身は違う!
有人だと危険な場所での作業も可能
国土交通省関東地方整備局は2024年9月1日、国道246号の新善波トンネル付近で土砂災害の復旧作業にあたる遠隔操作型油圧ショベルの映像を、Xに公開しました。
新善波トンネル厚木坑口付近では、8月30日7時10分頃、台風10号による降雨の影響により法面が崩壊しました。国交省は復旧に向けて、同日21時から土砂などの撤去作業を開始。安全性の観点から坑口付近の土砂撤去については、熊谷組の協力を得て遠隔操作型の油圧ショベルによる無人化施工を行いました。
遠隔操作の油圧ショベルには、通常のバックホウ(掘削用の油圧ショベル)をラジコンのように操縦できる「簡易遠隔操縦装置(ロボQS)」が付けられており、専用の建機ではなくとも、装置や送信機を付けることで無人化できます。
国交省によると、この無人化施工により二次災害が発生しそうな危険な場所でも、安全な作業が可能とのことです。なお今回の遠隔操作型油圧ショベルは、近くにオペレーターを配置し目視による遠隔操作で動かされたようです。
09/03 17:12
乗りものニュース