電車なのに機関車に牽引される豪華列車のコース決定 バスや船で徳島・淡路島へも

新たに2コースが設定されます。

なぜ電車なのに自走しないの?

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琴平駅にて、豪華観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を牽引するJR貨物のEF210形電気機関車(画像:PIXTA)。

 東急とJR四国は2024年9月2日(月)、豪華観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を用いた四国のツアー列車「THE ROYAL EXPRESS ~SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN~」について、2025年1月から3月までの運行が決定したと発表しました。

「ザ・ロイヤル・エクスプレス」は普段、横浜~伊豆急下田間で運行されていますが、2020年夏季から2023年までの4期にかけては、北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道を応援する目的で、道内を運行した実績を持ちます。

 今回は、2024年にも運行された「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN」(2025年は1月31日〈金〉~2月3日〈月〉・2月7日〈金〉~10日〈月〉の運行)に加え、JR四国の「藍よしのがわトロッコ」を貸し切りにする「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN LIMITED」(2月14日〈金〉~17日〈月〉・2月21日〈金〉~24日〈月〉・2月28日〈金〉~3月3日〈月〉)、クルーズ船「ガンツウ」で巡る「SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN PREMIUM」(3月7日〈金〉~10日〈月〉)のコースも設定されます。

 東急とJR四国は「徳島、淡路島など新しいエリアや新しいお宿、クルーズ船『ガンツウ』、ラグジュアリーバス『ゆいプリマ』などと連携するプランなど、これまでにない、四国・瀬戸内の魅力を感じることができます」としています。

 ツアー開催にあたっては、東急が企画運営や車内サービスの提供に、JR四国が四国島内などの運行に携わるほか、JR貨物も高松駅以降の運行に必要な電気機関車を提供します。

「ザ・ロイヤル・エクスプレス」は電車で、コースも全て電化区間ですが、自車のパンタグラフは使わず、完全に「客車」として運行されます。これは、予讃線のトンネル規格が小さく、特定の電車以外は車両のサイズとパンタグラフに制限があるためです。

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