「埼玉屈指の渋滞ポイント」ついに解消! 国道122号「蓮田岩槻バイパス」9月開通 “東北道の途切れた側道”つながる!

40年来の不合理が終わる…?

国道122号「蓮田岩槻バイパス」上半期ギリギリに開通!

 さいたま市は2024年8月29日、事業を進めていた国道122号「蓮田岩槻バイパス」2.8kmについて、9月30日(月)23時に開通すると発表しました。埼玉県内屈指の渋滞ポイントがいよいよ解消に向かいます。

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国道122号加倉北交差点の北行き。信号待ちが長いクランク交差点が渋滞の原因となっている(乗りものニュース編集部撮影)。

 東北道の側道である国道122号のうち、下り線となる部分が途切れている岩槻の「加倉(北)」交差点から「平林寺橋」交差点までの側道が2車線で開通します。

 この区間は現在、東北道東側の側道を片側1車線の対面通行として供用しています。このため、東京方面から国道122号を北上してきたクルマは、「加倉(北)」で東側の側道へ移るためクランク状の動きを強いられます。

 ここは方面別に信号が切り替わるため待ち時間が長く、これが国道122号、県道2号、さらにはその周辺の国道16号などの渋滞の元凶に。ラジオの交通情報でもしばしば聞かれる悪名高い渋滞ポイントです。

 しかし今回、東北道西側の側道が開通することで上下線が分離されます。蓮田方面はクランクが解消され、2車線での直進が可能になり、渋滞の緩和が期待されます。

 ただし、上り専用となる東側の側道は、「対面通行で運用していた区間において、標識やガードレールの切替工事を実施する必要がある」ため、中央寄りの車線(旧下り線)を閉鎖のうえ1車線運用になるそう。2車線での開通、すなわち完全4車線化は、2025年3月開通を目指しているそうです。

 ちなみに、いま双方向通行で使われている東北道東側の側道が開通したのは1982年度のこと。長年にわたる不合理な渋滞がいよいよ解消しそうです。

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