「都市高速の延伸」前にアクセス道路が先行開通! JR線くぐって“湾岸”直結 若戸大橋に新ルート 北九州
大型開通の“序章”です!
都市高速の新出入口と市街地を連結
北九州市が戸畑区で整備を進めてきた都市計画道路「汐井町牧山海岸線」約250mが、8月28日(水)15時頃に開通します。
この道路は、JR戸畑駅前の幹線道路である県道50号八幡戸畑線(かつての西鉄北九州線ルート)から北へ、洞海湾沿いの市道を結びます。途中でJR鹿児島本線と貨物線をアンダーパスします。
従来から並行して鹿児島本線をくぐる道路がありましたが、貨物線との交差部は踏切でした。両路線と立体交差する新道によって「戸畑駅北口地域と南口地域の結節強化」を図るとのこと。
目的はそれだけではありません。実はこの道路は、都市高速の「新たな出入口」のアクセス道路となります。
現在、枝光出入口で終点となっている北九州高速5号線を北へ延伸し、戸畑で2号線とつなげる「戸畑枝光線」の事業が、福岡北九州高速道路公社と北九州市の合併施行で進められています。
そのI期区間にあたる枝光-牧山間の終点としてできる「牧山出入口」と、県道戸畑八幡線をつなぐ道路が、今回開通する汐井町牧山海岸線です。枝光-牧山間2.7kmは2024年度中の開通予定となっています。
牧山出入口からは県道戸畑八幡線へ出られるほか、洞海湾沿いを北上して国道199号「若戸大橋」にアクセスすることも可能。混雑する戸畑市街から若戸大橋へのルートのバイパスにもなりそうです。
08/28 08:12
乗りものニュース