駅近イオン至近の大踏切「10年閉鎖します」アンダーパス化へ 長野第二の都市で大工事“予告”
影響大きな工事なのでと、異例の予告。
南松本の大踏切、アンダーパス化へ
長野県の松本建設事務所は2024年8月19日、JR南松本駅付近の「宮田前踏切」について、道路と線路の立体化工事を行うと発表しました。
工事は2025年10月から始まる予定ですが、工事完了まで概ね10年間、踏切が車両通行止めとなるため、「周辺道路交通への影響が大きいことから、事前にお知らせ致します」としています。
対象の宮田前踏切は、広大な貨物ターミナルを有する南松本駅の南側にあり、篠ノ井線のほか複数の引込線をまたぐ比較的大きな踏切です。ここをアンダーパス化する都市計画道路「出川双葉線」348mを建設します。
現在、踏切では慢性的な渋滞が発生。踏切の西側には、大型商業施設「イオン南松本」が立地していることもあり、このイオンと南松本駅との間に、踏切付近を避ける仮設道路(車道・歩道)も設置するそうです。また、踏切の東側には、一時的に南松本駅への送迎車用の停留場所も設置するとのこと。
期間中は、駅北側の立体交差化されている「やまびこ道路」や、南東の国道19号「松本バイパス」の平田交差点など、広範囲な迂回を呼び掛けています。イオンの利用者もルートを変える必要があるかもしれません。
なお、アンダーパス工事は、列車運行のない夜間の短時間しか工事できない区間があることや、地下水対策として大規模な地盤改良を行う必要があることから、10年という歳月を予定しているといいます。
08/27 12:12
乗りものニュース