大阪から3時間で「中国山地の鉄道空白地帯」へ ウィラー高速バス直行開始 公共交通じゃ行きづらい場所

高速だとすぐなのよ……。

ウィラー出雲線で立ち寄り「蒜山高原」

 ウィラーは2024年8月21日、高速バス「ウィラーエクスプレス」で、9月1日から岡山県の蒜山(ひるぜん)高原へ大阪からの直行便を運行すると発表しました。

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ウィラーエクスプレスの車両イメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 蒜山高原は岡山県北部、真庭市の観光地です。高速道路の米子道には蒜山ICや蒜山高原SAがあります。しかし鉄道だと伯備線からも姫新線からも離れ、関西(大阪)から公共交通機関で訪れる場合には長い時間をかけて鉄道と路線バスを乗り継ぐルートが主だといいます。

 今回ウィラーは、蒜山IC近くの「道の駅 風の家」内に停留所を設置。既存路線の「大阪-米子・松江・出雲線」のうち昼行の1往復が経由することになりました。大阪からの所要時間は3時間10分です。

 なお、蒜山高原への乗り入れ開始記念と「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の開催に合わせて、9月1日から11月30日(土)までの期間限定・席数限定で、大阪-蒜山高原を大人片道3000円で利用できるキャンペーンプラン「ひるぜん割」を販売するとしています。

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