長さ55kmの“大規模国道バイパス”山陽道に並行して建設中! 2025年度に17km延伸へ
長さ55kmにおよぶ国道2号バイパスの建設が進んでいます。
岡山と広島をつなぐ新ルート
岡山県から広島県にかけて、延長約55kmにおよぶ国道2号バイパス「倉敷福山道路」の整備が進んでいます。2024年5月29日の夜には、既存道路の通行止めを伴う建設工事が計画されています。
倉敷福山道路は、岡山県倉敷市と広島県福山市を東西に結ぶ計画の地域高規格道路です。
東から玉島バイパス、玉島・笠岡道路、笠岡バイパス、福山道路、赤坂バイパス、松永道路の順に構成されており、このうち玉島バイパス、赤坂バイパス、松永道路が全線開通しています。
玉島・笠岡道路と笠岡バイパスは一部開通が開通していますが、工事が順調に進んだ場合、両道路とも2025年度に全線開通する見込みです。
これにより倉敷福山道路は浅口金光IC(岡山県浅口市)から西へ計17kmが延伸し、起点の倉敷市中島(大西交差点)から、広島県境手前の岡山県笠岡市茂平(仮称・笠岡西IC)までの延長30.8kmが一本につながります。
なお、この道路の橋梁(きょうりょう)工事に伴い、5月29日21時から翌朝6時にかけて、笠岡市入江の笠岡バイパス(0.4km)が両方向とも通行止めになります。期間中は迂回が必要となるため、注意が必要です。
倉敷福山道路は、福山市内の一部が着工されていない状況ですが、全線が開通すると岡山県岡山市から広島県三原市にかけて総延長約120kmの国道2号バイパスができあがります。信号のない立体交差が多く自動車専用道路の区間もあるため、計画が実現すると山陽道と並行する走りやすい道路になりそうです。
05/28 08:12
乗りものニュース