JR九州が「ロングラン急行」運転へ 大動脈を“ほぼ全線走破” 運行距離は約220km 

数を減らす転換クロスシートの車両で運転。

かつての急行「ひのくに」を再現

 JR九州は2024年8月7日、かつての急行「ひのくに」を再現する臨時列車を小倉~八代、八代~博多間で運行すると発表しました。運転日は2024年9月15日(日)です。

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811系(画像:写真AC)。

 この列車は、JR九州が開催するツアー「811系未更新車で行くリバイバル急行『ひのくに号』の旅《小倉~八代》」の申込者が乗車可能な団体臨時列車となります。
 
 車両は811系の未更新車両(転換クロスシート)4両編成で、当日はオリジナルヘッドマークを装着して運行する予定。小倉から八代までの距離は約220kmと、かなりのロングラン列車となり、九州の大動脈である鹿児島本線(門司港~八代)の大部分を走破します。
 
「ひのくに」は、1961年に大阪~熊本間で運行を開始した寝台急行をルーツとする列車です。1968年10月のダイヤ改正(ヨン・サン・トオ)で定期列車としての役目を終えましたが、1980年頃に九州内の臨時列車として復活。主に小倉~熊本・八代、博多~熊本間で運行され、12系客車や気動車、715系、475系など様々な車両が使われました。1989年からは、デビューしたばかりの811系でも運行されています。

 JR九州は、2004年に急行列車の運行を終了しており、今年でちょうど20年となります。
 
 旅行代金は、小倉~八代間が1万3800円、八代~博多間は1万800円。STORESの「JR九州トラベルデスク」で8月9日9時30分から販売するとしています。

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