西武の伝説「所沢車両工場」跡地が大化け!巨大なランドマーク誕生へ “鉄分”満載の大型商業施設に

「テツ要素」も満載!

大型商業施設「エミテラス所沢」開業日が決定

 西武ホールディングスは2024年7月31日、同社の子会社の西武リアルティソリューションズと、住友商事が開発する大型商業施設「エミテラス所沢」(埼玉県所沢市)が竣工したと発表しました。9月24日(火)に開業する予定です。

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西武2000系(画像:写真AC)。

 この商業施設は、所沢駅前にある「西武所沢ショッピングセンター」の裏手に位置し、西武鉄道の自社車両工場「所沢車両工場」跡地での大型開発です。所沢車両工場は車両の整備だけでなく製造も行っており、101系や2000系、9000系など多くの車両が生み出されてきました。ただ2000年に閉鎖され、広大な敷地が残ったままになっていました。
 
 施設は地上7階建てで、延床面積は約12万9000平方メートル、店舗面積は約4万3000平方メートル。駐車場は約1700台を収容します。キーテナントとしてユニクロ、ジュンク堂書店、サミットストアなどのほか、全12シアターを備えた映画館「T・ジョイ エミテラス所沢」が出店する予定です。

 施設の中央に位置する吹き抜け空間には、国内の商業施設で最大規模となる547インチ(縦7m×横12m)の大型LEDビジョンなどを備えたイベント空間が設けられます。4階には富士山を望むことができる「そらもくひろば」、約1000席のフードコートも誕生します。

 大手私鉄で唯一の直営車両工場だった所沢車両工場の“レガシー”を伝える施設も設けられます。駅と車両工場をつなぐ引込線があった場所の一部にレールを設置するほか、2000系電車の運転用シミュレータの一部も展示されます。
 

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