韓国機もやるの? 米軍含む外国のF-15戦闘機修理 三菱電機が実施へ

「ストライクイーグル」も対象です。

J型だけじゃなくC型やE型も対象

 三菱電機は2024年6月28日、アメリカの大手防衛関連企業RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)と、F-15戦闘機に搭載するレーダーの修理について、業務請負に関する試験契約を結んだと発表しました。

 対象となるのは、F-15の機首に搭載されたレーダー「APG-63(V)1」で、アメリカ空軍のみならず、その同盟国軍も含まれるといいます。

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航空自衛隊のF-15J戦闘機(画像:RTX)。

 APG-63(V)1は、航空自衛隊が運用するF-15Jを始めとして、アメリカ空軍のF-15C、戦闘攻撃機仕様のF-15E、さらには韓国空軍が装備するF-15Kなどにも搭載されており、世界各国で広く使用されています。
 
 三菱電機は、レイセオン社と製造ライセンス契約(MLA)を締結していて、2004年より航空自衛隊が運用するAN/APG-63(V)1レーダーの製造と修理を担当してきた実績があります。これに基づき、三菱電機はこのたび、防衛省や防衛装備庁、航空自衛隊の協力のもと、RTXとパイロット契約を締結したそうで、同社がアメリカ軍の装備品を修理するのは、これが初めてになります。
 
 なお、RTXは今回の試験契約で三菱電機の修理能力を検証し、問題なければ将来的には三菱電機と本格的な業務請負契約を結ぶとしています。もし、恒久的な契約締結に至れば、防衛省や航空自衛隊との契約で構築した製造・修理体制を活用していくそうです。

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