海上保安庁「レーザー発射!」なんのため? 実は宇宙に関係が「デス・スターか」との声も
宇宙(空)に向けて照射している?
レーザー測距観測の様子を公開
海上保安庁の公式X(旧:Twitter)は2024年6月21日、下里水路観測所で行われた人工衛星レーザー測距観測の様子を公開しました。
この観測は、人工衛星に向けレーザーを照射し反射して返ってくるまでの時間を測ることで、観測機器から人工衛星までの往復にかかる時間を測定するというもので、求めた往復時間の半分と光の速さから、その瞬間の地上から人工衛星までの距離が観測することができます。
海上保安庁によると、人工衛星の軌道はかなり正確に予報されていますが、ある程度誤差を含んでいるとのことで、下里水路観測所などの人工衛星レーザー測距観測の結果を活用して、より精確な衛星軌道を決定しているそうです。
公式Xでは「『レーザー発射』その言葉と同時に、数千km彼方の衛星まで届く強力なレーザー光が靄を切り裂いてゆきます。今夜のレーザーは大迫力」というコメントと共に、緑色のレーザー光が、暗闇を照らす画像が投稿されていました。
しかし、霧を切り裂くような迫力の画像が撮れるということは、観測にとってはよくないことのようで「これは空にレーザーを遮るものが沢山ある証拠。きれいだけれど観測者としては悲しい光景なんです」ともコメントしていました。
なお、この投稿には、緑色のレーザー光が「スター・ウォーズ」シリーズの「デス・スター」の光線にも見えたということで「デス・スターかよw」といったコメントのほか、「動画でも見てみたいです。毎日ご苦労さまです」と、ぜひ動画でみたいという意見もありました。
06/27 12:32
乗りものニュース