「山陰道」開通に黄信号? 県内最後の区間「予見できぬ事象発生」 影響を精査へ
超重要区間だけに……!
山陰道「北条道路」でアクシデント
国土交通省 倉吉河川国道事務所は2024年6月24日、鳥取県内の「山陰道」の一部となる国道9号「北条道路」区間の工事状況について発表しました。
同区間は湯梨浜町と琴浦町を結ぶ13.5kmで、鳥取県内における山陰道最後の区間です。2026年度の開通が予定されていますが、「施工の進捗に伴い、隣接する町道の変状、粘土等からなる軟弱層や地中障害物(転石等)の出現など予見できなかった事象が発生しています」と報告されています。
このため、変状抑制対策の追加施工に加えて、北条IC以西においては、さらに固結工(軟弱地盤を人為的に固める工法)の追加、地中障害物の調査・把握を進めているといいます。
開通時期に与える影響については、「これらの地盤調査や対策検討を踏まえ、今後、検討してまいります」ということです。
山陰道の鳥取・島根県内は工事がかなり進捗しており、2026年度にこの北条道路区間ができれば、鳥取市から島根県西部の益田市までが1本につながる予定です。
06/25 12:12
乗りものニュース