「21世紀のコンコルド」誕生、マジで秒読み? JALも出資の米企業、製造工場完成 「JALに引き渡すための設備あるよ」

絵空事じゃなくなってきた?

JALも出資

 アメリカのスタートアップ航空機メーカーであるブーム・スーパーソニックは、2024年6月に機体の製造工場が完成したと発表しました。同社では「コンコルド」以来となる超音速旅客機「オーバーチュア」の開発を進めており、ここでこのモデルの製造が行われる予定です。

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「オーバーチュア」のイメージ(画像:ブーム・スーパーソニック)。

 この工場はノースカロライナ州グリーンズボロのピードモント トライアド国際空港に設置。同社は「米国初の超音速旅客機工場」と紹介しています。初期段階で同工場は年間33機の「オーバーチュア」を製造する能力を持ち、今後は年間66機を製造できるよう、工場の拡張を予定しているとのことです。

 ブームが手掛ける「オーバーチュア」は、現行のジェット旅客機の約2倍のスピードとなるマッハ1.7(約2100km/h)で飛行し、最大80人の乗客を乗せることができます。また同社にはJAL(日本航空)も出資しており、工場には航空会社などの顧客に機体を引き渡すための「デリバリーセンター」も併設。同社はここを「JALなどが超音速航空機を受け取る配送センターだ」とも紹介。ちなみに、JALは「オーバーチュア」の優先発注権を保有しているものの、2024年6月現在、この機を正式発注する方針は発表していません。なお同社では、「オーバーチュア」の超音速実証機であるXB-1の初飛行にすでに成功しています。

【映像】すごすぎ!新工場で「21世紀のコンコルド」ができるまで

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