結構お金かかるJAL・ANA「国際線の機内Wi-Fi」に革命来るか? 「近く無料化を…」社長マジですか!?

JAL・ANAではこれまで、国際線の機内Wi-Fiは「追加料金を払ってのオプション提供」となっていました。これが近い将来、変わるかもしれません。

これまでは「片道3000円程度」かかっていた

 海外の航空会社の一部では、国際線においても、機内Wi-Fiを用いたインターネット通信サービスを無料化する取り組みが始まっています。一方、JAL(日本航空)・ANA(全日空)の機内Wi-Fiは国内線こそ無料であったものの、国際線では原則、「追加料金を払ってのオプション提供」となっていました。これが近い将来、変わるかもしれません。

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JALとANAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 これまで2社の国際便でフライトを通してWi-Fiを使う場合、JALでは18.80ドル、ANAでは19.95ドルの料金を支払う必要がありました。つまり2024年6月時点の為替だと、機内Wi-Fiを使うだけで3000円近く払う必要があったわけです。これまで国際線で機内Wi-Fiによるネット通信が無料で使える国内航空会社は、JALグループの国際線LCC(格安航空会社)「ZIPAIR」の1社のみの状況でした。

 そのようななか、ANAが2024年4月、同年夏より、ビジネスクラス利用者に機内Wi-Fi通信サービスを無料提供するほか、年度内にも、プレミアムエコノミーおよびエコノミークラスの利用者に対し、機内インターネットを通じたテキスト通信を無料化すると発表。国内航空会社では一足早く、「どのクラスを利用しても地上とコミュニケーションが取れる」ようになります。

 一方JALは2024年2月、国際線就航開始から70周年を迎えたキャンペーン企画の一環で、国際線のWi-Fiサービスを全路線で無料化する取り組みを1ヶ月限定で実施。そして同社の鳥取三津子社長は2024年6月に行われた株主総会で、「国際線の機内Wi-Fiの無料化を近く計画しています」と明らかにしました。具体的なプランはまだ公開されていませんが、これが全クラスの乗客に提供されるとなれば、JAL・ANA国際線に乗る際の悩みのタネがまたひとつ、減るかもしれません。

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