南北線「延伸」に向けた動きが本格化! 品川駅周辺の土木工事が始動へ 利便性大幅アップ

ますます品川の重要性が高まっていきます。

品川工区の土木工事が始動へ

 東京メトロ南北線の分岐線(品川~白金高輪間)の延伸工事に向けた動きが本格化します。同社は2024年6月11日、関連工事となる「7号線品川工区土木工事」の施工業者を決定したことを明らかにしました。

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南北線の車両(画像:写真AC)。

 南北線の分岐線は、白金高輪~白金台間から分岐する約2.5kmの新線を建設し、南北線を品川駅へ乗り入れさせる計画です。2022年3月に東京メトロを事業主体として鉄道事業許可を取得しています。
 
 起点となる品川駅は、高輪口(西口)を通る第一京浜(国道15号)の直下に設ける計画です。京急やJRの駅構内からは若干離れる位置になります。
 
「7号線品川工区土木工事」は、品川駅周辺の港区高輪4丁目における開削トンネル工事(掘削量22万立方メートル)で、工期は101か月間となります。2023年12月に入札手続きが開始され、2024年5月9日に一般競争入札を開札した結果、鹿島・鉄建・京急建設で構成するJV(共同企業体)に決定しました。

 なお、南北線の延伸工事をめぐっては、2023年8月に「7号線白金工区土木工事」も入札手続きが開始されており、同年12月に施工業者が鴻池・京王建設JVに決定しています。
 
 分岐線の整備により、六本木や赤坂などの都心部と、リニア中央新幹線の始発駅となる品川駅とのアクセスが大幅に改善します。品川~六本木一丁目間の所要時間は、現状の約19分から約9分に短縮される見込み。2030年代に開業する予定です。

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