「特殊な白いヤツも」ウクライナ向け自衛隊車両の引き渡しが完了! その内訳は?
供与開始は1年ほど前のことでした。
車種は3種類、なかにはクローラー式のものも
在ウクライナ日本大使館は2024年6月6日、日本政府が決めたウクライナ向けの中古自衛隊車両について、このたび全数の引き渡しを終えたと発表しました。
ウクライナに引き渡されたのは1/2tトラック、高機動車、資材運搬車の3種類で、発表の前日である6月5日にポーランドへ到着し、そこでウクライナ側の担当者と最終的なやり取りを行ったそうです。なお、提供車両の最終的な数は101台になります。
最初に自衛隊車両の引き渡し式が行われたのは2023年5月25日。このとき、東京・市ヶ谷にある防衛省で行われた式典では、井野防衛副大臣から、車両100台と糧食約3万食が記された目録がコルスンスキー大使へ渡されたほか、先行して譲渡される予定の中古1/2tトラック2台が披露されています。
それから約7か月後の同年12月26日には、在ウクライナ日本大使館が公式X(旧Twitter)などで日本が供与した複数台の自衛隊車両がウクライナ国防軍に届いたことを明らかにしています。
なお、このたび在ウクライナ日本大使館が公開した画像には、これまで供与車両としては見ることのなかった白色の1/2tトラックも写っています。これは「自衛隊の警察」と呼ばれる警務隊で使用されていたもので、供与にあたっては赤色灯などが外されている模様です。
各種報道によると、すでに自衛隊車両は戦場で使われているとのことで、今回到着した中古車両も随時、前線部隊に配備される模様です。
06/08 08:42
乗りものニュース