もう“開かずの踏切”渡らなくて済む! JR南武線の“高架化しなかった駅”念願の新アクセス全面開通!

踏切は解消されませんが!

南武線の橋上駅「全面開通」

 川崎市は2024年5月、JR南武線 稲田堤駅の自由通路を全面開通すると発表しました。

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JR南武線(画像:写真AC)。

 南武線の稲田堤駅では2019年から駅の橋上化および自由通路の工事が進められ、2023年8月に橋上駅舎と自由通路南側の使用が開始されました。これに続き、6月2日(日)11時30分頃から、自由通路北側およびエスカレーター、エレベーターの使用を開始するということです。

 川崎市は「北側も駅改札と直結!もう踏切を渡らなくてもいいんです」とアピールしています。

 南武線は稲田堤-府中本町間が2013年に高架化されましたが、稲田堤駅自体は高架化の対象外。川崎市は2010年に武蔵溝ノ口駅以北の片側改札口の5駅(稲田堤、中野島、宿河原、久地、津田山)について橋上化する方針を打ち出し、稲田堤駅は津田山駅に次いで橋上化されました。

 この5駅のなかで稲田堤駅は最も利用者が多く、ラッシュ時などは“開かずの踏切”と化す駅前の踏切が問題になっていました。川崎市は全面的に使用開始となる自由通路により「踏切を渡らずに、スムーズに駅改札等へ行くことが可能となります」としています。

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