東武伊勢崎線から豊洲方面に直通も? 有楽町線延伸で「新たな輸送ネットワーク」検討へ 東武鉄道

東武伊勢崎線から豊洲直通?

有楽町線の豊洲~住吉間が2030年代半ばに開業

 東武鉄道は2024年4月30日、グループ中期経営計画2024~2027を策定。その中に「地下鉄有楽町線延伸に伴う新たな輸送ネットワーク構築に合わせた検討」を推進する方針を盛り込みました。

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東武線の車両(画像:写真AC)。

 有楽町線では、豊洲~住吉間の延伸が計画されています。この新線は、豊洲駅から北へ分岐し、住吉駅までの約5.2kmを結びます。事業者となる東京メトロはすでに建設工事を発注しており、2030年代半ばの開業が予定されています。

 開業後は、東京北東部から臨海部へのアクセス性が向上し、現状で乗り換え2回・約20分かかる住吉~豊洲間は直通約9分になる見込みです。東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)沿線から豊洲方面に向かう際の利便性も向上します。

 中期経営計画に盛り込まれた「有楽町線延伸に伴う新たな輸送ネットワーク」の具体的な内容は、現時点では明らかにされていません。有楽町線の延伸区間が開業すれば、東武伊勢崎線から豊洲方面に直通列車を走らせることも可能となる見込みのため、今後の動向が注目されます。

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