お盆後半の高速道路の運転 台風7号接近 16日(金)は関東中心に通行止めの可能性

メイン画像

日本気象協会は「2024年のお盆後半(8月15日(木)~18日(日))の高速道路への気象影響予測」を発表しました。台風7号の影響で、関東地方を中心に16日(金)から17日(土)にかけて暴風、大雨のおそれがあります。お盆休みのUターンラッシュなどで移動の多い時期ですが、日程をずらすなど計画の変更も検討するようにしましょう。

お盆後半の高速道路への気象影響予測

画像A

日本気象協会は、2024年のお盆後半の天候による高速道路への気象影響予測を発表しました。

明日15日(木)は大気の状態が不安定のため、西日本および東日本~北日本の日本海側を中心に短時間強雨に注意が必要です。

16日(金)から17日(土)頃にかけて、台風7号が暴風域を伴って強い勢力で関東に接近・上陸するおそれがあります。台風の接近により、台風本体の活発な雨雲がかかり大雨となったり、風が急に強まったりと、天気が急変して大荒れとなるおそれがあります。

関東では16日(金)お昼ごろから、東北南部では16日(金)夕方から、暴風や大雨のおそれがあり、ハンドルが取られるなど運転に支障をきたすことが予想されます。これらの地域の高速道路では通行止めなどの交通規制となる可能性があります。お盆休みのUターンラッシュで移動の多い時期ですが、無理な運転を避けて、日程をずらすなど安全確保に努めてください。
なお、台風の進路によっては、暴風や大雨の範囲や程度が大きく変わる可能性があります。今後も最新の台風情報や交通情報を確認してください。

台風は関東へ接近・上陸後、東北太平洋側を進む予想です。北陸から北海道は17日(土)にかけて台風による雨にご注意ください。

強風時の運転の注意ポイント

画像B

暴風の運転では、ハンドルを取られる危険性があります。特に「山間部の谷間」「山の切り通し」のような狭い所を風が通過するときは、地形の効果で風が強まりやすいです。また、「橋の上」「海岸沿い」ではまわりに遮るものがないので、横風が強まります。さらに、「トンネルの出入り口」では急に横風の影響を受ける可能性があります。
暴風の中では、運転を控えるか、しっかりハンドルを握って運転してください。万が一横風を受けた場合でも、慌ててハンドルを切らないようにしましょう。

雨天時の運転の注意ポイント

画像C

雨で路面が濡れると、ブレーキが利きにくくなり、アクセルを踏んだ時やカーブする時にタイヤが滑りやすくなります。雨による速度制限がかかっているときにはスピードを落とし、前方の車との車間距離は十分に取るようにしましょう。

雨が降っている日はフロントガラスに絶えず雨粒が落ちてくるため、視界不良になります。ワイパーを動かしていればある程度雨粒を取り除けますが、排水しきれないほどの大雨が降っているときは前方が見えにくくなりますし、大型車の跳ね上げる水しぶきに視界が奪われてしまうこともあります。
日差しが少ない分、周囲が暗く、見通しが悪くなるため、暗いと思ったら昼間でもヘッドライトを点灯させ、他の車に自車の存在をアピールしましょう。

高速道路を運転する前は、燃料は十分か、タイヤの空気圧は適当か、タイヤの溝の深さは十分かなど、点検をしておくことが大切です。ワイパーの拭きスジや拭きムラなどがある場合は、ワイパーを交換し、雨の日の運転に備えるようにしましょう。

ジャンルで探す