午前中から37℃超え 猛暑日地点は昨日の2倍予想 熱中症に厳重警戒

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今日5日(金)は、昨日4日(木)以上に気温の上がり方が早く、午前から最高気温35℃以上の猛暑日が続出。兵庫県豊岡市では37℃を超えました。昨日4日(木)は、猛暑日地点は64地点と今年最多でしたが、今日5日(金)は2倍以上の140地点以上の予想です。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症に厳重な警戒が必要です。

午前9時台から35℃以上 猛暑日地点は昨日の2倍以上

今日5日は、昨日4日以上の気温の上がり方が早く、午前9時台から三重県松阪市飯南(粥見)では35℃を超えてきました。

午前11時現在、兵庫県豊岡市37.0℃、静岡県浜松市佐久間36.2℃、和歌山県新宮市36.1℃、静岡県浜松市船明(天竜)35.7℃、福井県小浜市35.6℃、福島県浪江町と鳥取県米子市35.5℃など、昼前から14地点で猛暑日となっています。

午後は更に気温が上がり、猛暑日地点は昨日4日の2倍以上の140地点以上を予想しています。

【予想最高気温】
38℃:熊谷、豊岡(兵庫)
37℃:前橋、甲府、名古屋、岐阜
36℃:東京都心、福島、宇都宮、秩父(埼玉)、さいたま、浜松、富山、京都など
35℃:千葉、静岡、岡山、鳥取、高知、福岡、宮崎など

昨日4日は静岡市で39.3℃と、静岡市として観測史上1位を記録しましたが、今日5日も静岡市は35℃と、2日連続の猛暑日予想。東京都心や名古屋でも、2日連続の猛暑日の予想、宮崎市は4日連続の猛暑日予想となっています。

原則、運動は禁止。時間を決めて、休憩や水分を補給し、ためらわずに冷房を使って下さい。

30℃以上の時間が長い 夜の熱中症にも注意

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昨日4日以上に気温の上がり方が早く、東京都心でも朝8時台から30℃を超え、昼前に34℃を超えました(11:18)。この後、午後6時~7時頃まで、最高気温30℃以上と、10時間以上暑さが続きます。

また、夜も気温の下がり方が鈍く、東京都心では2日連続で熱帯夜となりました(熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上)。今夜も夜間の最低気温が25℃以上の熱帯夜となる見込みです。

昼間は猛暑、夜間は熱帯夜に注意が必要です。

熱中症の症状と応急処置

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熱中症の代表的な初期症状として、めまいや立ちくらみ、一時的な失神があります。

めまいや立ちくらみなどの基本的な対処法として、まずは、意識がはっきりしているかを確認しましょう。意識が朦朧としているようであれば、迷わず医療機関へ。意識がはっきりしている場合は、次のような対処法を行いましょう。

① 安全で涼しいところへ移動させましょう。自分の足で歩ける状態でもめまいや立ちくらみ、一時的な失神によるふらつき・転倒を防ぐために両側から2人で支えることが大切です。
② 横になって休ませましょう。足を10cm程度高くすることで、心臓への血流がよくなって血圧が上がり、脳への血流を改善させる効果が期待できます。
③ 保冷剤やペットボトルなどにタオルやハンカチを巻いて、体を冷やしましょう。体表近くを走る静脈の通る首筋やわきの下などを冷やすのが効果的です。
④ 水分補給を行いましょう。スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)などを自分で飲んでもらい、体内から失われた水分・塩分を補います。自分でうまく飲めない場合や、嘔吐や吐き気などがあって水分補給に適さない場合は、医療機関を受診しましょう。

夜間の熱中症にも注意

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熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)が予想される日は、寝ている間に熱中症のリスクが高まるため注意が必要です。夜間の熱中症対策をまとめました。

①エアコンは朝までつけっぱなしにする。
エアコンは朝までつけっぱなしにしましょう。室温28℃以下、湿度50%が最適と言われますが、温度設定は暑がりな人に合わせましょう。肌寒い場合は布団や上着をかけて調節をしましょう。エアコンはONとOFFを繰り返すより「つけっぱなし」の方がお得です。

②就寝前に必ず水を飲む
寝ている間も汗をかいて水分が奪われます。寝ている間に一晩で500mlの水分が体から失われるというデータもあります。寝る前には必ずコップ1杯の水を飲みましょう。トイレで何度も起きたくないと水分を控えるのは危険です。トイレに起きた時も失われた水分を補給のチャンスだと思って水分をとりましょう。

③枕元に常温の水をおく
就寝中もすぐに水分補給できるように枕元に水を準備しておきましょう。冷たい水は交感神経を刺激して眠れなくなるので「常温」がいいとされています。寝不足は熱中症が発生しやすくなるため、熟睡して体力を回復させましょう。

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