[衆院選Q&A]期日前投票とは?…2005年から導入、忙しい人でも気軽に投票

 Q 期日前投票とは。

 A 投開票日当日に仕事や旅行、冠婚葬祭などの予定で投票できない人が利用できる制度。投票率向上に向けた取り組みの一環で、衆院選では2005年から導入された。公示日の翌日から投開票日前日まで、市区町村が設けた期日前投票所で原則午前8時半~午後8時に投票できる。

 Q メリットは。

 A 仕事や用事の合間の時間、外出のついでに済ませるなど、忙しい人でも気軽に利用できる点が挙げられる。前回21年衆院選では、役所庁舎や大学、ショッピングセンターなど、普段から利用者の多い施設を中心に全国5940か所の期日前投票所が設置された。中山間地域などを中心に、車に投票箱を積んで巡回する「移動期日前投票所」を設ける自治体もある。

 Q 利用者はどれくらいいるのか。

 A 回を追うごとに増加傾向にある。前回選では全体の投票率55・93%に対し、期日前投票率は19・54%だった。全ての投票者約5890万人のうち約35%が利用したことになる。22年の参院選では、44都道府県で19年参院選より利用者が増加しており、認知度は高まっている。

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